vol.4 バレエ「ボレロ」他

シルヴィ・ギエム最後の「ボレロ」Bプロ
・テーマとヴァリエーション(振付:ジョージ・バランシン、出演:東京バレエ団
・Push(振付:ラッセル・マリファント、出演:シルヴィ・ギエム&マッシモ・ムッル)
春の祭典(振付:モーリス・ベジャール、出演:東京バレエ団
ボレロ(振付:モーリス・ベジャール、出演:シルヴィ・ギエム東京バレエ団

さてさて、Bプロです。追加公演がなければ、東京公演は今日が楽日だった
はずなので、観客もノってましたよ。
昨日も同じ演目で行われ、配役が一部異なったようです。
「テーマとヴァリエーション」パ・ド・ドゥが、昨日の配役(上野水香&高岸直樹)
で観たかった。今日(吉岡美佳&木村和夫)も悪くなかったけれど、
今乗りに乗っている上野水香が、21世紀のバランシン・ミューズたり得たのか
とても観たかった。生で観ないと意味がない。吉岡美佳も木村和夫も疲れているのか
少々乱れるところがあったのが残念。
「Push」まさに”現代作品”。良くも悪くも。せっかくのギエムとムッルの
魅力的な身体が丸められていたりして、もったいないと感じた。こういう作品は
まだ苦手だ。それに長すぎて少々退屈した。
春の祭典」いけにえの男性が大嶋正樹(昨日は中島周)。とてもキレがよく
伸びやかに踊っていた。
ボレロ」カーテンコールが10分近くも続いた。観客も大興奮。席が遠かったので
オペラグラスでギエムの表情を見ていたけど、周囲の”リズム”を目線で
魅了しながら巻き込んで行くさまは圧巻。さすがの踊りでした。
ところで。東京バレエ団の公演では、いつも「ブラボー屋」と言われる人達が多くて
閉口するのだけれど、今日は「ブラァボ!」という声がうしろから聞こえて
きたので振り向くと、今日お休みの高岸直樹が声援を飛ばしていました。
びっくり。仲間に声援送っていいのか?それでいいのか?