vol.24 「シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2007」Aプロ

シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2007」Aプロ
出演:シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ、ラッセル・マリファント、東京バレエ団
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、イリ・キリアン、ラッセル・マリファント

今日は大好きなシルヴィ・ギエムの公演でした。6列目という、良い席です。
・「白鳥の湖」第二幕より(ギエム、ル・リッシュ、他)
最近なかなか古典作品を踊ってくれないギエムの、久しぶりの白鳥です。
前回は「世界バレエフェスティバル」で見たのかな。やっぱり映えるなぁ。
もう40歳を超えているはずですが、その美しい舞姿は可憐な白鳥でした。
アダージオとラストだけの短い上演でした。でも変に4羽とかなくてかえって
良かったかもしれないですね。東京バレエ団の白鳥はあまり好きではないから。
コール・ド・バレエがいたけれど、むしろいなくてオデットと王子だけでも
良かったのかなぁと思います。はっきりいって、邪魔。ギエムとル・リッシュ
だけでいいです。いやぁ美しかった。
・「ステッピング・ストーンズ」(東京バレエ団
キリアンの作品ですが、意味がよくわかりません。結構寝ている人もいました。
ギエムを休ませるための休憩時間をかせいだのかな。
・「優しい嘘」(ギエム、ル・リッシュ)
これもキリアンの作品。映画「エトワール」にこの作品のリハーサル風景が
収められているそうです。ちょっと気分が悪かったので中座していました。残念。
・「Push」(ギエム、マリファント)
マリファントの作品。今回は振付けたマリファントとの共演となりました。
暗闇に浮かび上がる、白い衣装の二人。絡み合い、ほぐれ、ひとつになる。
見るのは2回目かなぁ。見るたびに違う印象を受ける作品です。


帰りに出待ちをしていたら、ニコラ・ル・リッシュが出てきました。
笑顔でサインをしてくださり、握手まで。一緒に写真を撮っている人もいました。
いい人だなぁ。
シルヴィ・ギエムは「今打ち合わせ中」「今マッサージ中」など、時々連絡が
くるのですが、サイン会をしてくれるのかどうかはっきりとはわからない中で
3時間近く待っていたら、やっとサイン会を行ってくれました。
「S'il vous plaît」「Merci beaucoup」というのが精一杯でしたが、
ニットの帽子をかぶってはにかんだ笑顔のギエムはとってもチャーミングでした。