駅の階段

昨日くらいからまたちょっと身体の機能の方が調子悪くて、大分痛みが出ています。
骨盤と大腿骨のつなぎ目の辺りがきしんで痛むので、平地でもぎくしゃくとしか
歩けません。階段は手すりを使いながら一段ずつ上り下りする状態。


で、今日は新国立劇場にオペラを観に行ってきたのですが。
駅の改札とホームをつなぐ階段って、ホームから改札へ向かう方向に幅広くとられていますよね。
電車がつくと一度に大勢が降りてくるためにそうなっているのだと思いますが。
(分けられていないところもあるかもしれませんが、今日利用したのははっきり上下の方向の
指示があり手すりで分けられていました)
手すりにつかまりながら一段ずつ降りていたら、下から私の方へ上がってくるスーツ姿の男性が
いました。後ろにお友達がいるらしく後ろを振り返りながら喋りながら昇ってきます。
私が目の前に来たときに初めて気づいたようですが、お互いに譲らず一瞬止まりました。
どいてくれないので「すみませんが、脚が悪いので……」と言いかけたら「チッ」って舌打ちして
私の横をすり抜けて行きました。
え、ここは降りる人用のコースだし、今の私は手すりがないと危険な感じなので怖いのですが。
空いている時にはどこを使ってもいいし、急いでいる人が下り用階段をあがるのも判ります。
でも普通に元気にしゃかしゃかと「下り階段を上ってきた人」が、なんで舌打ち?
「なんで俺がよけなきゃいけないんだよ」という態度丸出しだったので、さすがにむっとしました。
と同時にちょっと悲しくなりました。そんなに私は悪いことをしたのかしらって。
私がもし見るからに怖い風貌の男性だったら、彼はきっとそんな態度はとらなかったと思います。
相手と自分を見比べて咄嗟に自分の方が偉いと判断したんでしょうね。感じ悪い。
折角オペラを見ていい気分だったのに、帰りにこんなことがあったのでがっかりしてしまい、
普通なら10分ほどの距離を20分近くかけて帰宅しましたよ。


オペラはヴェルディの「オテロ」、2009−2010シーズンの開幕です。レビューは改めて。