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「むずむず脚症候群」診断まで3・8年 半数が治療に不満
多分私これの患者です。症状は

「脚に「むずむず」など異常感が生じ、異常感がなくても脚の置き所のない不快感で、じっとしていられなくなる病気。

ということですが、まさにそう。歩き回る人が多いそうですが、私はよく握りこぶしで脚をがんがん
叩いていました。ちゃんと症例としてまとまっているくらいのものだったんですね。
常に出ているわけではなくて、治まっている時期もあります。最近は出ていないです。
抗鬱剤を服用することで発症することがあるそうなので、そのせいでしょうか?
でもいつからというのははっきりとは覚えていないのです。
治療薬が承認される見込みというのはうれしい話ですね。

むずむず脚症候群」診断まで3・8年 半数が治療に不満
■初の治療薬承認へ 欠かせぬ周知
 「むずむず脚症候群友の会」(事務局・大阪府高槻市)が設立1周年を機に行った患者実態調査で、むずむず脚症候群と診断されるまでに平均3・8年もかかったことが分かった。病名は徐々に知られるようになったが、診断がつかずに苦しむ人が多いという。治療薬が近く承認される見込みなだけに、病気の周知が欠かせない。(八並朋昌)
◆脚の切断さえ望む
 友の会代表の良永信男さん(71)は60歳で発症。「夜通し歩き回る状態で苦しくて頭を柱に打ち付け、脚の切断さえ望んだ。寝不足で通勤や勤務中に居眠りし、渋滞中に追突事故も起こした」という。半年後に睡眠障害専門医に診断され、代用薬で治療を続けている。
 自らの苦しい経験から昨年6月2日に友の会を設立し、患者だけでなく医師にも病気について啓発。治療法や症状を和らげる療法などの情報を提供し、患者支援を続ける。今年から6月2日を「むずむず脚症候群の日」とした。
 実態調査は会員のうち、129人(平均67歳)が回答。はっきり「むずむず脚」と診断された人は7割で、うち66%が「診断まで病名を知らなかった」。診断までの期間は平均3・8年で、20年以上が4人、10年以上も6人いた。回った医療機関は平均3・3カ所。「治療に満足」は全体の半数。半数は「不満」で、その3分の1は「効果がない・薄まった」「根本治療薬がない」だった。
 ◆45歳境に症状差
 広島睡眠クリニック院長で愛媛大准教授の岡靖哲さん(42)は「概して45歳以下の発症は単独で進行が遅く、45歳以上では貧血など他の病気によって起き、進行が速く重症化する」と話す。
 「むずむずといった異常感覚がない患者も多いのでRLS(レストレス・レッグス・シンドローム)と呼ぶことも多い」とも。
 原因は特定できていないが、「中枢神経の神経伝達物質ドパミンの異常が関係することが分かってきており、同じ作用を持つパーキンソン病治療薬でほとんどの患者が劇的に改善する。しかもパーキンソン病の10分の1の量で。国内でもむずむず脚用に申請段階で、承認されれば初の正式な治療薬となる」という。
 半面、「抗鬱(うつ)薬で発症したり重症化したりすることがあるにもかかわらず、広島県を中心に行った独自の患者調査では抗鬱薬を処方された患者が2例あった。病気自体まだまだ知られていないので、さらなる啓発が必要だ」と話している。

【用語解説】むずむず脚症候群
 脚に「むずむず」など異常感が生じ、異常感がなくても脚の置き所のない不快感で、じっとしていられなくなる病気。夜間に多く発症し、寝不足にも苦しむ。患者は全国に200万〜500万人と推計される。愛媛大准教授の岡さんによると、診断基準は(1)脚を動かしたい強い欲求や異常感覚(2)欲求は安静時に生じたり強まったりする(3)動き回ると症状が改善(4)夕方・夜間に強まる−という。