FIFAワールドカップ

サッカー=W杯決勝主審、騒動について弁明
両チームの選手から責められる審判、気の毒に。
お疲れ様でした。

サッカー=W杯決勝主審、騒動について弁明
7月14日11時27分配信 ロイター
 [ロンドン 13日 ロイター] サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会決勝で主審を務めたハワード・ウェブ氏が13日、荒れた展開となったこの試合について、コントロールするため全力を尽くしたと弁明した。
 ウェブ氏はイングランド・プレミアリーグの公式サイト上で「われわれは難しい状況で厳しい仕事に臨み、全力を尽くしたと、納得のいく気持ちで大会を後にした」とコメント。スペイン対オランダの決勝について「今後もなかなか直面することのないような難しさだった。試合への集中を切らさないようできる限り努力したと思う」と、繰り返し訴えた。
 ウェブ主審はまた「両チームにとって重大な局面であり、常識を働かせての審判を心掛けた。いくつかのタックルについては早い段階で忠告し、審判を取り囲んだ選手らを退去させ、ベテランの選手にチームメートを落ち着かせるよう促しもした」と語っている。
 決勝史上最多のイエローカード14枚が飛び交ったこの試合では、オランダ代表チームのラフなファウルが頻発し、選手たちが審判にしつこく迫るシーンも見られた。一部のオランダ選手は試合後、ウェブ氏がスペインに肩入れしていたと批判する一方、スペインの選手からは、オランダの攻撃的なやり方を取り締まりきれていなかったとの見方も出ていた。