思い出した


世有伯楽、然後有千里馬。
千里馬常有、而伯楽不常有。

「世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。
 千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。」
(韓愈「雑説」より)


全文は覚えていないけれど、ここだけはなんとなく覚えている。
多分、母がよく口にしていたからかな。
母は特に漢文が好きで、私が授業で習ったばかりの漢詩をすらすらと諳んじて見せたものだ。
門前の小僧で、私もいくつか覚えている。
私自身は古文の方が好きだけれど、漢詩にも好きなものがたくさんある。
母のお陰かもしれない。