訃報

しゃべくり漫才・ご意見番…喜味こいしさん死去
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

しゃべくり漫才ご意見番喜味こいしさん死去
読売新聞 1月23日(日)17時4分配信
 「いとこいさん」の愛称で親しまれ、兄の夢路いとしさんとのしゃべくり漫才で人気を集めた喜味こいし(きみ・こいし、本名・篠原勲=しのはら・いさお)さんが、23日午後1時38分、肺がんのため亡くなった。
 83歳だった。告別式は27日午前11時半、大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115同市立葬祭場やすらぎ天空館。喪主は長男、敏昭氏。連絡先は大阪市北区野崎町3の2和光プロダクション
 埼玉県川越市生まれ。旅回り一座の家庭で、幼い頃から2歳上のいとしさんと舞台に。1937年、上方漫才の草分け、荒川芳丸に入門、荒川芳博・芳坊の名で子供漫才を始めた。戦争中は志願兵として陸軍に入り、爆心地に近い広島の兵舎で被爆、病院で終戦を迎えた。48年に「夢路いとし・喜味こいし」と改名した。
 飄々(ひょうひょう)としたいとしさんに対し、だみ声で鋭い突っ込みを入れる姿が人気を集めた。2003年にいとしさんが亡くなった後も、上方漫才界の“ご意見番”としてテレビでコメンテーターを務めていた。 最終更新:1月23日(日)19時42分