捕鯨

シー・シェパード、調査捕鯨船に信号弾 日本政府が被害届


怒りが強過ぎると気分が悪くなるのだと実感した。
国際条約で決められた範囲での活動に対してテロ行為をもって妨害するというのは
どういうつもりなのだろうか。自分の信念に基づいた行為ならば不法行為でもいいのか。
話し合いにおいて解決すべき問題を無視して暴力行為に及ぶのはどうしたらいいのか。
自衛隊護衛艦をつけるなどしても無駄なのだろうか。攻撃してくるテロリストに対して
反撃するのはいけないことなのだろうか。
テロリストの行為を黙認し奨励することを恥としないあちらの政府はどう思っているのか。
国レベルでの話し合いで決まったことを気に入らないからと実力行使する団体を野放しにして良いのか。


私自身は捕鯨に対して思い入れもないし賛成でも反対でもない。
しかし国際条約を無視するというやり方には絶対に賛同できない。
日本人はおとなしいから戦争にもならないだろうと舐めてかかっているのか。
法治国家ならば法を遵守するべきだろうに。

シー・シェパード、調査捕鯨船に信号弾 日本政府が被害届
産経新聞 2月18日(金)7時56分配信
 ■妨害行為で豪州捜査へ
 国際条約で認められている調査捕鯨への妨害を続ける米団体、シー・シェパード(SS)の暴力行為に対し、日本政府が抗議船の旗国であるオーストラリアに被害届を出し、証拠類を提出していたことが17日、分かった。SSは、調査船団の母船、日新丸に発火した信号弾を撃ち込むなど妨害行為をエスカレートさせており、日本側が「人命重視」のため一両日中にも、今期の南極海での調査活動の中止を決断する可能性が出てきた。
 調査捕鯨についてSSは「違法」とし、法的根拠のない「国連世界自然憲章により妨害に介入する」などと主張。装備を増強し、年々、日本船への攻撃姿勢を強めている。
 今年はさらに過激化し、今月4日には豪州船籍のゴジラ号などが第3勇新丸に対して、高圧ランチャーなどで110本以上の酸化物の入った瓶などを投擲(とうてき)。これらは海への投棄が厳しく制限されているが、70本以上が南極海に落ちた。妨害の途中、第3勇新丸は航行不能になり救難信号を出したものの、SSは無視し攻撃を続けた。
 9日には、ゴジラ号が日新丸に異常接近し、発煙筒や発光弾、発火した落下傘信号弾などを発射、日新丸の甲板の一部が焼けるなどの被害が出た。
 豪州は昨年まで、捜査管轄権のあいまいな公海上で起きたSSの妨害行為に対し、積極的な警察権の行使を控えてきた経緯がある。しかし、今回は自国船が妨害行為の当事者となっており、国内法で独自に捜査できる状況にある。こうしたことを背景に、豪州の捜査当局が日本政府に協力を提案、日本側が被害届を出すことになった。今後、豪州当局は捜査に着手するとみられるが、反捕鯨政策をとる同国政権の政治的判断で強硬措置は取らないとの見方もある。(佐々木正明)