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死者1万1100人超 不明者減少
警察庁の発表では29日午後9時現在、確認された死者数は1万1168人、
届出があった行方不明者は1万6407人であわせて2万7575人になった。

死者・行方不明者2万7575人 29日午後9時現在
産経新聞 3月29日(火)22時37分配信
 警察庁によると、29日午後9時現在、12都道県警が検視などで確認した死者は1万1168人、家族らから届け出があった行方不明者は1万6407人で、計2万7575人になった。
 29日午前段階で、岩手、宮城、福島3県の死者で検視を終えたのは1万974人。身元確認が難航する中、約77%にあたる8473人の身元が判明、うち8033人が遺族らに引き渡された。身元が判明しないまま市町村に引き渡された遺体もあり、今後、自治体へ引き渡される遺体が増えることが予想される。
 都県別の死者数は、福島が1千人を超え1017人。このほかは北海道1人▽青森3人▽岩手3301人▽宮城6792人▽山形1人▽東京7人▽茨城20人▽栃木4人▽群馬1人▽千葉17人▽神奈川4人。
 重軽傷は18都道県で計2778人。建物被害は全壊・流失が9都県で1万8692戸。このうち岩手が6割以上を占めており、宮城と福島では把握が難しい状況が続いている。
 警察が把握している避難所は17都県で2056カ所。避難所で暮らす人は18万人を下回り計17万5020人になった。避難所から親戚縁者らのもとに身を寄せる人が増えたためとみられる。
最終更新:3月29日(火)22時37分