参考書

外国語を作文するときによく言われるのが「日本語で考えるな!」。
日本語を訳していってもナチュラルな文章にはならないということです。
しかしこの本は敢えて「日本語から考えよう!」と掲げています。
その名も「日本語から考える!フランス語の表現」。

日本語から考える! フランス語の表現 (日本語から考える!)

日本語から考える! フランス語の表現 (日本語から考える!)

まえがきには

この本は私たちの母語である日本語ならではの発想に目を向けたうえで、そこから振り返ってフランス語ならではの発想を学んでみようというものです。

とあります。
例えば「あの人は、田中さんです」「あの人が田中さんです」の二つの文章を比較し
どう違うのかを考えてからそれぞれをフランス語に訳してみようという感じ。
問題集ではないので読み物のようにページをめくっていくことが出来ます。
作文には勿論ですが、ニュアンスを理解する上で和訳にも役立ちそうな内容です。
なかなか面白そうなので買ってみました。
同じ「日本語から考える!」シリーズで既刊本には中国語版、韓国語版があります。
また、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の続刊も予定されているようです。