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「日本を信じている」=国籍取得のドナルド・キーンさん
「鬼怒鳴門」と申します、よろしくお願いします
ご高齢で、さらに余震等も心配される中での来日と永住宣言。
本当に日本を愛している方なのだなと思います。
ようこそ。こちらこそよろしくお願いしますという気持ち。
しかし「鬼怒川」「鳴門」から取ったとはいえ「鬼怒鳴門(キーンド・ナルド)」
というのは……「夜露死苦」系な臭いがしてしまうのは「鬼怒」の文字のせいでしょうか。

 この日は北区から、自身で考えた「鬼怒(キーン・ド)鳴門(ナルド)」という漢字表記の名刺を贈られた。名刺の拡大コピーを手にしたキーン氏は、「(執筆などはカタカナ表記の名前を用いるため漢字の名刺は)人を笑わせるために使いたい」と述べ、周囲を笑わせた。
日本国籍取得のキーン氏 漢字表記は「鬼怒鳴門」

確かに、思わず笑顔になってしまうでしょうね。
青い目の日本人というとフィンランド出身のツルネン・マルテイ議員を思い出しますが、
彼の漢字表記は「弦念 丸呈」でした。それと比べるとキーン氏の漢字表記には
ユーモアとともに日本を愛する気持ちがよく現れていると思います。
こんな方がいらっしゃることは日本人として誇らしいしとてもうれしい。
ありがとうございます。

「日本を信じている」=国籍取得のドナルド・キーンさん
時事通信 3月8日(木)19時9分配信
 「今朝、法務局から日本国籍取得の電話があった。待っていた知らせでした。大変うれしいです」―。8日、自宅がある東京都北区の区役所を訪れた日本文学研究者のドナルド・キーンさん(89)は、職員の拍手に迎えられて記者会見場に入ると、何度も顔をほころばせた。
 約2年前に病気をした頃から、日本永住の気持ちが高まり、昨年の東日本大震災で決断した。海外へ避難する外国人もいる中、「私は違う。日本を信じているということを知らせたかった」。
 昨年9月から米国を離れて日本で暮らし、今回、日本人「キーン ドナルド」に。「今までお客さんとしての礼儀もあったが、今後は日本社会への文句も言える」。震災から1年の感想を聞かれると、少し間を置いてから「率直に言ってがっかりした。日本人は力を合わせて助け合っていたが、現在はそれがない。もう忘れてしまったのではないか。まだやるべきことはいっぱいある」。 
最終更新:3月8日(木)19時29分

「鬼怒鳴門」と申します、よろしくお願いします
読売新聞 3月8日(木)22時59分配信
 日本国籍の取得が認められた日本文化研究者のドナルド・キーンさん(89)が8日、居住先の東京都北区の区役所を訪問し、記者会見を行った。
 キーンさんは「日本人として犯罪を起こさないことを誓います」と会見でユーモアを交えて心境を述べた。震災後の日本の現状については、「東京は(電気が)明るく、必要のない看板もたくさんある。やるべきことがたくさんあると思う」と、真剣な表情で語った。
 さらに、日本人名の「キーン ドナルド」と同時に、雅号として「鬼怒(キーン・ド)鳴門(ナルド)」を使うことを表明。鬼怒川の鬼怒と四国の鳴門から漢字をあてたと由来を説明し、会見終了後、報道陣にさっそく名刺を配った。
最終更新:3月8日(木)22時59分