一周年

あれから一年。色々考えたけれど何を書いたらいいのかわからない。
去年のこの日は揺れてからずっとTVをつけっぱなしにして彼の帰宅を待っていた。
大きな津波があらゆるところを飲み込んでいく映像を見ながら、なんだかとても大変なことに
なっているというのは解っていた。しかしこの後、日を追うごとにさらに深刻な事態に
なっていくことまでは想像していなかった。
あの日の犠牲者に、そして今なお辛い思いをされている方々を思うたびに、
そのご苦労や如何ばかりかと心が苦しく胸が締め付けられるようだ。
同時に大切な人が今目の前にいることの幸せと有難さを噛み締めてもいる。


辛かったりネガティブな思いを抱いたりしたときに、それを吐き出せる場があることを願う。
疲れたときには、立ち止まって休むことが許されることを願う。
がんばれないときだってあるし、泣きたいときだってある。
そんなときには黙って見守って、やさしく抱きとめてくれる腕があることを願う。
すべての人に、幸多からんことを。