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卵子提供、タイ渡航が急増
理解できない。
お金目当ての臓器売買と同様に、お金目当ての卵子売買ビジネスとしか思えない。
提供する側・される側の双方が日本人って、まるで日本人があえて海外で
犯罪に手を染めているようではないか。国内ならNGでも海外ならセーフだと。
命をなんだと思っているのだ?子供を生まないことは悪か?
引き取り手のない子も世の中にはたくさんいるのに、そこには目を向けないのか。
お金さえあれば命を生み出すことも自由なのか。
そんなのただの醜いエゴイズムではないか。
同じ「科学・医療の発展」でも、今ある命を生かすことと新たに命を作り出すことでは
まったく意味が違う。
代理母(借り腹)出産も、他人の卵子精子での人工授精も、どれも嫌いだ。
「救世主兄弟*1」を生み出すことも大嫌いだ。
そんなことまでして生み出さねばならない命などあるものか。
(生まれてきた命に罪はないと思うが)
日本でももっと養子を取ることが普通になればいいのだけれど。

卵子提供、タイ渡航が急増…安価・緩い規制で
読売新聞 5月2日(水)14時11分配信
 海外に渡り他人の卵子提供を受ける日本人が増えているなか、タイへの渡航が2011年は200人を超え、年間20人程度だった09年までに比べ急増していることが読売新聞の取材でわかった。
 米国より安価で近いうえ、韓国で規制が厳しくなったことが背景とみられる。一方、日本人がタイに渡航して卵子を提供するケースも11年に少なくとも62人いたことが判明。タイを舞台に日本人同士を仲介する「卵子提供ビジネス」の構図が浮かび上がった。
 読売新聞が、タイ・バンコク卵子提供を手がける主要な医療機関や仲介業者を現地で取材した。その結果、07〜09年に卵子提供を受けた日本人は毎年約20人だったのが、10年は133人、11年は231人と、10年を境に急増していた。
 1回の費用は100万〜300万円程度で、250万〜600万円程度する米国に比べ安い。医療レベルは「手がける医師の多くは米国の大学で学んでおり、遜色ない」(ソンブーン・タイ王立産科婦人科学会長)。同学会の調査で、タイ国内で10年に行われた体外受精は外国人も含め5164人。「うち10%程度が卵子提供だろう」と同会長は話す。
 安価で近いという意味では従来、韓国が主な渡航先だったが、卵子の実費売買についての規制が強まり、複数の仲介業者がタイに移ったという。
 卵子の提供者は、タイ人の女性のほか、仲介業者がインターネットなどで日本人を募集。取材に応じた主要な3業者だけでも10年に15人、11年には62人の日本人女性がタイに渡り、卵子提供者になっていた。
 仲介業者によると、トラブルを防ぐため、卵子提供を受ける女性に、卵子提供者に直接会わせたり名前を知らせたりすることはない、としている。
 タイには卵子提供を規制する法律はなく、医師会の指針で、謝礼金の伴った卵子提供を禁じている。ただし罰則規定はなく、日本人提供者には60万〜70万円が相場とされる。タイ政府は11年から、謝礼を罰則で禁じる法案の審議を始めた。
最終更新:5月2日(水)14時11分

*1:生まれた子が重い病気で血液や臓器の移植が必要な場合に、人工授精で免疫の型が一致する受精卵を選び誕生させる、病気の子を救うために人工的に作られた弟妹子