放送大学

なんとなくTVをつけてみたら、放送大学で「初歩からの数学」という講座をやっていた。
今日は第11回「場合の数」。
中学までは数学大好きだったけど、高校では文系外国語科だったため数学の時間は極端に少なく
縁遠くなってしまった。たぶん普通の学校の半分くらいの時間しかなかったと思う。
そんなわけで楽しみ半分不安半分で放送を見てみた。


シラバスによると今日の内容は

場合の数とはどういうものか学ぶ。ある事柄の起こりうる数が何通りあるか、その数え方を理解する。また数学的帰納法についても解説する。
【キーワード】
場合の数、順列、組み合わせ、二項定理、数学的帰納法

ということだそうだ。(数学的帰納法については次回に持ち越された)
たとえば喫茶店で飲みものとケーキを頼む場合「飲み物2種、ケーキ3種」なら
その組み合わせは何通りあるか?という例題から始まった。
この辺りはとてもわかりやすく、順列組合せというのは今でもよく考える問題
ということもあり、ふんふんと頷きながら聞いていた。
ただ、これを式に表わしたものは初見で、
「n!」:nの階乗(見覚えがあるようなないような……)
「nCr」:n個の中からr個を選ぶ場合の組合せ数(なんだこれ、Cってなんだ?←combinationの頭文字らしい)
辺りから見慣れない公式に目が戸惑い始めた。
そして二項定理が出てきて、完全に「へぇ〜」の世界になってしまった。
初めての公式・初めての内容なので、かろうじて式を追いながら講師の言うことを
聞くことはできたけど、予測ができないので理解するのには時間がかかる。
目で式を追いながら聞く→頭の中で式を解くを同時進行するので若干のズレが起こるし
久しぶりになんだか格闘してしまった。


SEをやっていた頃、情報処理試験を受けるのに「logってなんだ!習ってない!」
と泣きながら勉強したことを思い出す。同期に数学科出身の女の子がいたので
教えてもらったけど匙を投げられた。最終的に「対数が必要な問題がもし出たら
それは捨てる」と割り切って、他のできる問題を確実に解くことにしたので
結局いまだにわかってない。(情報量のトラフィック計算に必要だった気がする)
日常生活では算数は使っても数学を使うことはほとんどない。
でも答えが出るまでの過程がクリアではっきりしている数学はやればやるだけ
面白い学問だと思う。(但し数学者レベルではなく素人レベルの数学の話)
何かきっかけがあったらまたやってみたいな。


放送大学「初歩からの数学('12)シラバス」:http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H24/kyouyou/B/kiso/s_1234030.html