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北の軍関係者にリポート不正送信
朝鮮学校無償化も内偵 逮捕の工作員、反対団体探る
リアルにスパイじゃないですか。
捕まった容疑者は日本人のような名前だけど……と思ったら帰化した人だった。

 同容疑者は朝鮮大学校出身。07年に日本国籍を取得しており、府警はこれ以降、軍関係者の指示で活動するようになったとみている。

問題になっている拉致事件は何十年も前に行われた犯罪だけれど、今現在も
拉致されそうになった人はいるそうだ。時々その経験談を耳にすることがある。
考えたくはないが、実際に拉致されてしまった人もいるかもしれない。
平和なはずのこの日本。日常生活にスパイが紛れ込んでいて、我々は全くそれに気づかない。
これが昔の話ではなく、今の話だなんて。恐ろしいことだ。

北の軍関係者にリポート不正送信=米調査会社作成、社長再逮捕―大阪府警
時事通信 1月10日(木)21時40分配信
 米国の調査会社が作成した軍事技術のリポートを無断複製し、北朝鮮国内の軍関係者に送ったとして、大阪府警外事課は10日、著作権法違反容疑で、運送会社社長吉田誠一容疑者(42)=詐欺罪で公判中=を再逮捕した。
 同課によると、吉田容疑者は軍関係者の指示で外交防衛などに関する情報を収集しており、工作員とみられる。容疑を否認しているという。
 逮捕容疑は、2009年9月29日、転売目的で米調査会社日本法人のウェブサイトから「軍事用通信技術評価」などと題する英文リポート2点(1万3000ドル)をダウンロードして無断複製し、メール送信した疑い。
 同課によると、送信先北朝鮮の軍関係者で、吉田容疑者は事前にメールで入手の指示を受けていた。事件の3日前に中国に行き、翌日に帰国した後、2万2500ドルを両替しており、中国で軍関係者から代金を受け取ったとみられる。
 通信用として、文書データを風景写真に偽装する暗号化ソフトや、「軍事資料→輸出会社」などと記載したメールの解読表を使っていたという。
 同容疑者は朝鮮大学校出身。07年に日本国籍を取得しており、府警はこれ以降、軍関係者の指示で活動するようになったとみている。
最終更新:1月10日(木)21時49分


朝鮮学校無償化も内偵 逮捕の工作員、反対団体探る

産経新聞 1月12日(土)7時55分配信
 北朝鮮の指示で諜報活動をしていた工作員大阪府警が断定した兵庫県尼崎市の運送会社社長、吉田誠一容疑者(42)=著作権法違反容疑で再逮捕=が、朝鮮学校への高校授業料無償化適用や補助金支出に反対している民間団体の動向を探る調査活動をしていたことが11日、捜査関係者らへの取材で分かった。
 対象となっていたのは、大阪を拠点に北朝鮮の人権問題に取り組む団体「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(守る会)。同会は朝鮮学校金日成(キム・イルソン)主席、金正日(ジョンイル)総書記父子を礼賛したり、拉致問題を歪曲(わいきょく)したりする思想教育の児童・生徒への強要を問題視し、無償化適用や補助金支出に反対する運動を続けている。
 関係者らによると、吉田容疑者は無償化や補助金問題が議論になり出した平成22年ごろから昨年6月に逮捕されるまで、守る会の中心人物の一人で作家の萩原遼さん(75)らの活動内容や写真を入手し、在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)関係者らに伝えていたという。
 吉田容疑者は北朝鮮工作機関の指示で北朝鮮情報を扱う別の民間団体に潜入するなどし、北朝鮮に批判的な団体や人物の情報を収集していたことが判明しており、守る会の動向調査も工作機関の指示で行っていた可能性がある。
 萩原さんは「メンバーが写真を撮られるなど、動向を探られている気配はあった。朝鮮学校問題が教育議論を超え、北朝鮮の政治的工作の対象になっていたと改めて感じた」と話した。
最終更新:1月12日(土)10時8分