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ローマ法王、28日に退位
「高齢で体が衰弱してきている」法王の兄、語る
大変驚いた。もう?と思ったけれど、それでも八年近く在位することになるそうだ。
法王は原則終身制だが、ベネディクト16世は健康上の問題で退位を決意したとのこと。
法王は歩行困難になってきていて、医師からも海外訪問を止められているのだそうだ。
この状態では満足に法王の務めを果たすことができないとの判断なのだろう。
今までのバチカンからは考えられないような新しいことをする方だけれど、
それゆえバチカン内に留まっているだけでは今の時代に職務を全うできない
ということなのか。
前任者ヨハネ・パウロ2世は最後まで法王でいらしたけれど、ベネディクト16世
のご英断は尊重されるべきだろう。
お疲れ様でした。

ローマ法王、28日に退位=85歳「年齢のため」―後継者3月末にも選出・バチカン
時事通信 2月11日(月)20時3分配信
 【ミラノ時事】ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、教会会議で、高齢を理由に28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)をもって退位すると表明した。バチカンローマ法王庁)が発表した。法王の任期は原則として終身制で、途中退任は異例。バチカンによると、後継者が決まるまで法王の座は空席となるが、3月最終週には新法王が決まる見通しと説明している。
 1927年4月16日、ドイツ生まれの法王は、先代のヨハネ・パウロ2世=当時(84)=の死去を受け2005年4月に第265代の法王に即位。在位期間は8年にわずかに満たないことになる。
 教会会議で法王は「神の前で何度も自分の意思を確認した」と強調。「年齢のため、もはや責務にふさわしい力を失っていると確信するに至った」と決断の背景を説明した。また、退位が持つ「意味の重さは十分、分かっている」とも述べた。
 バチカンベネディクト16世が退位の意向を示したことを受け、選挙会議「コンクラーベ」の開催を急ぐ。バチカン報道官は「(3月末の)復活祭までには新法王が選出されているだろう」と見通しを示した。後継者の選出に、ベネディクト16世は関わらない。
最終更新:2月11日(月)22時23分

「高齢で体が衰弱してきている」ローマ法王の兄、語る
朝日新聞デジタル 2月11日(月)21時47分配信
 【ベルリン=松井健】ローマ法王ベネディクト16世の兄ゲオルク・ラツィンガーさん(89)は独DPA通信に対し、退位の理由を「高齢で体が衰弱してきているため」と語った。ゲオルクさんによると、法王は歩くことも次第に困難になってきており、医者はこれ以上海外訪問をしないよう忠告していたという。また、ゲオルクさんは数カ月前から退位の計画について聞かされていたという。
最終更新:2月11日(月)22時55分