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マウントゴックスが経営破綻―顧客のビットコイン「全て消失」
大変だぁ。困る人が大勢いるんだろうな。
今回は東京に拠点のある会社が攻撃されたということだけれど、世界的に見たら
セキュリティはどうなんだろう?
「日本だから」脆弱だったとか、穴があったとか、比較的侵入しやすかったとか
そういうことだったら大問題だと思うんだけど。
信販売やSNSなどネットの成長話が続いていたけれど、そこに冷水を浴びせるような事件だ。
その後の経過を知りたいと思う。

マウントゴックスが経営破綻=仮想通貨の私設取引所―顧客のビットコイン「全て消失」
時事通信 2月28日(金)18時37分配信
 インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」を扱う世界有数の私設取引所で、東京に拠点を置く「Mt.Gox(マウントゴックス)」は28日、東京地裁民事再生法の適用を申請し、経営破綻した。負債総額は65億111万円。顧客と同社が保有していた計約85万ビットコインのほぼ全てを消失したという。85万ビットコインは、同社のサイト停止直前のレートで約114億円、28日夜の他取引所のレートで約470億円に相当する。同社は、大規模なサイバー攻撃を受けた可能性が高いと説明し、刑事告訴を検討していると発表した。
 世界に十数カ所あるビットコインの取引所の破綻は初めてとみられる。ネット取引の利便性の高さなどから急速に普及してきた仮想通貨の信頼性は大きく傷つきそうだ。
 カルプレス最高経営責任者(CEO)は東京都内で記者会見し、「システム的に弱いところがあり、ビットコインがなくなった。本当に申し訳なかった」と陳謝。内外の当局による調査・捜査に全面的に協力する意向を示した。代理人弁護士は、カルプレスCEOが「しかるべき時期に退任する」と述べた。
 マウントゴックスと代理人の説明によると、2月上旬にシステムの不具合を悪用した不正アクセスがあり、ビットコインが引き出された恐れが判明し、24日までに顧客保有の約75万ビットコインと、同社保有の約10万ビットコインのほぼ全てがなくなった。顧客から預かった日本円など現実の通貨も所在不明で、その額は最大28億円に上るという。
 同社の財務状況に関しては、約65億円の流動負債に対し、資産総額は38億4186万円にとどまり、債務超過の状況にあると説明している。
 マウントゴックスは「全ての取引を一時的に中断することを決めた」との声明を出し、25日に業務を全面的に停止。約110万あるとされる口座からの引き出しが一切できない状態に陥っていた。
 破綻前のマウントゴックスは、ネット上でビットコインを円やドルなど16種類以上の通貨と交換するサービスを外国人を中心に提供していた。代理人弁護士によれば、債権者数は約12万7000人で、うち日本人は0.8%という。同社は専門家に原因究明の調査を依頼している。
 問い合わせはコールセンター03(4588)3921で、月〜金曜日の午前10時〜午後5時に受け付ける。
最終更新:2月28日(金)23時33分