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バチカン、同性愛者らに歩み寄りか 司教会議で「激震」の提案
イスラム国、ヤジディー教徒の女性たちを奴隷化と自賛


バチカン

「同性愛関係に関わる道徳的な問題は否定しないながらも、パートナー関係にある2人が犠牲もいとわず互いに助け合い、人生における貴重な支えとなっている例もあるということは指摘しておかなければならない」

ISIS

「異教徒の女性を性奴隷として扱うことはイスラム法(シャリア)上、正当な行為だ」

バチカンでさえ容認の方針を打ち出したというのに、ISISのこの感覚。
宗教というのは個人の心の平和のためにのみ存在するものであるべき、と私は思う。
どんな思想を持とうと構わないが、他人に自分の教義を押し付けたり、改宗を強要したり
異教徒であることを理由に攻撃するのはすべて邪教である、とも思う。
他のイスラム会ですらISISの主張はイスラム法を曲解している、とコメントしている。
異教徒は人に非ず、ということなのか。
深い深いため息と憤りしかない。

バチカン、同性愛者らに歩み寄りか 司教会議で「激震」の提案
AFP=時事 10月14日(火)14時19分配信
【AFP=時事】ローマ法王庁バチカン)で開催中のローマ・カトリック教会が家族のあり方に関する教義を見直す「世界代表司教会議」で13日、同居カップルや、離婚歴のある人の結婚、同性愛カップルといった関係について、同教会はより肯定的な観点を採用するべき、との提案がなされた。
 世界各国の司教による協議の取りまとめ役としてフランシスコ(Francis)法王により指名された高位聖職者たちは、1週間前に始まった会議の内容を踏まえた中間報告書を発表。その中で、公式にはカトリックで「常軌から外れたもの」とみなされる関係に関して、多くの人々が「肯定的な側面」を認識していると指摘。こうした関係には、同性愛カップルや未婚のカップル、離婚歴がある人の結婚が含まれている。
 報告書は、ローマ・カトリック教会はこういった人々に歩み寄るべきだと提案。ある著名なバチカン専門家のJohn Thavis氏はこの報告書を同教会に「激震」をもたらすものと評している。
 報告書は「同性愛者たちにはキリスト教コミュニティーへの貢献となる資質がある。こうした人々を歓迎し、われわれのコミュニティーに友愛の空間を保証することは、われわれには可能だろうか」との問いを投げ掛け、さらに「同性愛関係に関わる道徳的な問題は否定しないながらも、パートナー関係にある2人が犠牲もいとわず互いに助け合い、人生における貴重な支えとなっている例もあるということは指摘しておかなければならない」と付け加えた。
 その一方で報告書は、同性愛、婚外性交渉、離婚を根本的に間違った行為とみなしてきた確固たる伝統教義を変える意向は、カトリック教会の聖職者たちにはないこととも示唆している。だが報告書は、カトリック教会がこうした問題に関する教義と現代社会の現実との乖離(かいり)を埋める手立てを見出す必要があるとも指摘している。
 司教会議は今月19日に閉幕し、来年再び大規模な会議が開かれる予定。最終的な結論は2016年前半にも下される見込み。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:10月14日(火)20時54分

イスラム国、ヤジディー教徒の女性たちを奴隷化と自賛
AFP=時事 10月14日(火)20時10分配信
【AFP=時事】イスラムスンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は12日に発行されたプロパガンダ誌「ダビク(Dabiq)」最新号の中で、イラク北部で捕虜にしたクルド系少数派ヤジディー(Yazidi)教徒の女性や子どもたちを、戦利品として戦闘員たちに与えていることを明かし、奴隷化を復活させたとして自賛した。
 ヤジディー教徒の拘束や人身売買をISがはっきりと認めたのは初めて。大半がイラク北部の限定された範囲に居住しているヤジディー教徒たちは、周辺での4か月にわたるISの攻撃により避難を余儀なくされている。ヤジディー教徒の指導者たちと人権団体は8月、ヤジディー教徒が大虐殺に直面していると警鐘を鳴らし、このことが米政府をISに対する空爆に動かす一因となった。
 8月にはヤジディー教徒が主な拠点とするイラクのシンジャル山(Mount Sinjar)周辺で数千人が立ち往生している間に、他のヤジディー教徒が大量に殺害され、行方不明となった女性や子ども数百人の消息は分からないままとなっている。
■少女を1000ドルで人身売買
 ヤジディー教の信仰は、いくつかの宗教から引用された教えが混ざった独特なもので、中には「くじゃく天使(Peacock Angel)」と呼ばれる悪魔的存在の崇拝も含まれる。
 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights WatchHRW)の12日の報告によると、ヤジディー教徒の女性たちはISの戦闘員たちの間で性暴力の対象とされ、売り買いされているという。
 HRWイラククルド人自治区に逃れて来たヤジディー教徒数十人に対し、9月と10月初旬に行ったインタビューによれば、ISには少なくとも366人が拘束されているとされるが、ISの拘束からどうにか逃げ出してきた女性たちによれば、拘束されている人数は少なくとも3倍には上るという。9月7日に脱出した15歳の少女はHRWに対し、自分を買ったパレスチナ人の戦闘員は「誇らしげに」、(少女を)買うのに1000ドル(約10万円)を支払ったといわれた、と語った。
 HRWによれば、奴隷状態に置かれているヤジディー教徒の少女たちが受けている性的被害の詳細については明らかになっていないが、被害者による直接の証言が少ないのは、ヤジディー教徒の文化では強姦の被害者が汚名を着せられることを考えれば説明がつくと強調している。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:10月14日(火)20時13分