フィギュアスケート

GPファイナル男子SP 羽生結弦が今季最高点で首位発進


良くも悪くも注目を集める羽生選手、そして町田選手と無良選手も出場。
羽生選手は失敗はあったものの、今季初めて安定した滑りを見ることができた。
町田選手は音楽のとらえ方がはっきりしていて見せ方もうまかったと思う。
無良選手もフリーでの大逆転を目指してほしい。
選手の皆さん、がんばってください。

GPファイナル男子SP 羽生結弦が今季最高点で首位発進
日刊ゲンダイ 12月13日(土)14時22分配信
 ソチ五輪金メダリストが久々に会心の滑りを見せた。
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(スペイン・バルセロナ)2日目は12日(日本時間13日)、男子ショートプログラム(SP)を行い、羽生結弦(20)が今季最高の94.08点で首位に立ち、連覇に向けて好スタートを切った。3季連続出場で初の表彰台を狙う町田樹(24)が87.82点で2位に入り、マキシム・コフトゥン(ロシア)が87.02点で3位につけた。初のGPファイナルのリンクを踏んだ無良崇人(23)は78.35点で6位と出遅れた。
 羽生は今季初戦となった11月の中国杯での負傷で、懸念された調整不足はほとんど感じさせなかった。冒頭の4回転トーループを完璧に決めて勢いに乗ると終始、安定した滑りを見せた。終盤の連続ジャンプで着氷が乱れて転倒したものの「(コンディションを)考えずに集中できたのは幸せ。久しぶりに笑顔で終えられた」と本人も納得の演技だった。
 負傷後2戦目の実戦にも「体力はあったし、息切れすることもほとんどなかった」と好調をアピール。持ち前の表現力も取り戻し「久々に体で曲を感じながら滑ることができた。気持ちよく最後まで滑れた。きょうは滑っていて幸せだった」と明るい表情で話した。
 一時は今季絶望までささやかれたソチ五輪王者に復調の兆しが見え始めた。
 男子フリーは13日(同14日)に行われる。
 なお男子のジュニアでは宇野昌磨(16)が合計238.27点で優勝。山本草太(14)が2位となり、日本勢初のワンツーフィニッシュとなった。
最終更新:12月13日(土)14時22分