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神戸・竹灯籠に鎮魂の祈り込め ── 阪神淡路大震災発生から20年「1.17のつどい」

神戸・竹灯籠に鎮魂の祈り込め ── 阪神淡路大震災発生から20年「1.17のつどい」
THE PAGE 1月17日(土)6時14分配信
 6434人が亡くなった阪神淡路大震災から17日で20年を迎えた。神戸市中央区の東遊園地では、午前5時から「1.17のつどい」が行われ、用意された竹灯籠のロウソクに火が灯された。
1.17の竹灯籠に込められた想い
 夜明け前とあって、まだ暗かった同遊園地だが、時がたつと同時に火が灯されたろうそくが増え、次第に震災が発生した日である「1・17」の文字がしっかりと浮かんできた。
 あちこちですすり泣く声、そして、手を合わせる姿。20年の節目ということもあり、多くの遺族や被災者らが震災発生時刻である「午前5時46分」に静かに目を閉じて、犠牲者への黙祷をささげた。
「しあわせはこべるように」を自然と歌う人も
 黙祷の後、会場に神戸復興を願い作られた歌「しあわせはこべるように」が流れると、そこにいた神戸市内からきたという若い女性らが一緒に歌いだした。「これ、私らずっと歌ってきたから。学校とかで」。すると、しだいにその場にいた人が一緒にこの歌を歌いだす。近くにいた同市内の女性も「この歌にどれだけはげまされたか」と涙を浮かべる。
 妻を亡くしたという神戸市内の男性は「この震災を忘れへんし、忘れたらあかん」と言葉少なげに会場を去っていった。
地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.686813500000014&lon=135.1968303&z=15
最終更新:1月17日(土)7時48分