訃報

マイヤ・プリセツカヤさん死去
また残念な知らせが届いた。プリセツカヤの訃報とは。
時代の波に翻弄されながらも決して負けなかった偉大なバレリーナ
親日家としても知られる方で、坂東玉三郎氏と共演したり、叙勲を受けられたりしている。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

マイヤ・プリセツカヤさん死去=20世紀最高のバレリーナ―ロシア
時事通信 5月3日(日)6時0分配信
 【モスクワ時事】タス通信によると、現代最高のバレリーナと称された旧ソ連・ロシアのマイヤ・プリセツカヤさんが2日、心臓発作のため、滞在先のドイツで死去した。89歳だった。所属したボリショイ劇場が明らかにした。
 1925年11月20日、モスクワに生まれた。バレエ学校卒業とともに、43年にボリショイ劇場に入団し、プリマとして活躍。父親がスターリン政権下の38年に粛清され、自身も一時、海外公演が許されなかった。それでも「瀕死(ひんし)の白鳥」など舞台の優美さから「20世紀最高のバレリーナ」と名声を博した。
 58年に作曲家ロジオン・シチェドリン氏と結婚。東西冷戦のさなかも、海外での公演や芸術監督を通じ、世界のバレエ界に絶大な影響を与えた。ボリショイ劇場を65歳で引退した後、70歳になってもダンサーとして舞台を踏んだ。
 これまでに38回訪日。日本バレエ界の育成・発展への貢献が認められ、2011年秋の叙勲で旭日中綬章を受章した。モスクワの日本大使館で12年2月に行われた伝達式では「特別な関係にある日本を心から愛しており、私にとって大きな意味がある」と語っていた。
最終更新:5月3日(日)7時55分