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今年は中秋の名月からのスーパームーン! 2015年最大の月を眺めようよ
数十年に1度の天体ショー、スーパームーンと皆既月食が同時に
もう見た?でっかい満月…中秋の名月&スーパームーン、関東などで「明るいお月見」期待


今年は仲秋の名月からのスーパームーン、さらに皆既月食ということで
大変に盛り上がっているようです。日本では皆既月食は見られないようですが。

今年は中秋の名月からのスーパームーン! 2015年最大の月を眺めようよ
ねとらぼ 9月23日(水)9時51分配信
 9月といえば、お月見。今月は中秋の名月十五夜)が9月27日、そして、翌28日は今年一番大きな月を見ることができるスーパームーンです。大きな満月を眺めながら月見酒におだんご。ぜひ、夜空を見上げて、お月見を楽しみたいものですね。
●お月見っていつから始まったの!?
 さて、「お月見」の起源にはいろいろな説がありますが、中国など東アジアでは旧暦の8月15日ごろにサトイモの収穫祭が行われていた地域が多く、日本でもその日にサトイモを食べる習慣があったと言われています。やがて江戸時代になると、十五夜の夜は芋煮を食べて夜遊びをするのが一般的になり、後期には月見だんごなどをお供えして、月を鑑賞するという今の「お月見」の形となりました。
中秋の名月ってなに?
 昔から、「秋は月を見るのによい季節」とされていました。その理由は月が見える位置が他の季節と比べて低すぎず高すぎず、見上げるのにちょうどよいこと、秋の空気は澄み渡っているということから、月がキレイに見える、つまりお月見によい季節といわれています。
 また、旧暦では、7月、8月、9月を「秋」とし、8月15日がちょうど秋の真ん中(中秋)なので、その日の月を「中秋の名月」と呼んでいます。
●満月と中秋の名月は必ずしも同じ日ではない
 「中秋の名月」というと満月のイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。国立天文台によると、旧暦では、新月となる日から1日と数えはじめ、15日目の夜の月が「中秋の名月」となります。一方、満月は地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間の月を指します。このように暦と月の満ち欠けで決め方が違うことから、それぞれの日のずれが生じることがあります。
 今年の中秋の名月は9月27日、満月は9月28日ということで、中秋に浮かぶ月はほぼ満月に近いけれど、完全な満月ではない、つまり、「中秋の名月」と「満月の瞬間」はずれるということになります。
 同じく国立天文台によると、9月28日午前10時46分に月が地球に今年もっとも近づき、その約1時間後の午前11時51分に満月の瞬間を迎えます。残念ながら、満月の瞬間は、日本では月が地平線の上に出ていない時間帯とのことですが、お天気がよければ、9月28日午前10時46分に空を見上げると、今年一番大きな月を見ることができるということですね。
 必ずしも十五夜のお月さまは満月ではない。でも、空気が澄んで月が綺麗な季節だから、十五夜に限らず、いつでも空を見上げて「月見」を楽しむのもよいかもしれません。
 さて、今年は美しい中秋の名月を眺めることはできるでしょうか。
最終更新:9月23日(水)9時51分

数十年に1度の天体ショー、スーパームーン皆既月食が同時に
AFP=時事 9月24日(木)16時10分配信
【AFP=時事】巨大な満月「スーパームーン」と、これが赤く染まる皆既月食を同時に見ることができる数十年に1度の天文現象が間近に迫っており、多くの天文観測者たちは心を躍らせているようだ。
 太陽と地球、そして通常よりも大きく明るく見える月が一列に並ぶことで起きるこの現象は、グリニッジ標準時GMT)で28日午前2時11分(日本時間同11時11分)から約1時間、南北アメリカ、欧州、アフリカ、西アジアと東太平洋で観測できる。
 同日、月は地球に最も近い「近地点」にあり、その明るさも最大となる。「遠地点」の月と比べると、約30%明るく、14%ほど大きく見える。「遠地点」と「近地点」では、地球からの距離で約4万9800キロの差がある。
 月と太陽の間の一列に地球が位置する皆既月食では、地球の縁の大気を通り抜ける太陽光のうちの赤い光が月をぼんやりと照らすため、月は赤く染まり「ブラッドムーン(血の月)」となる。
 米航空宇宙局(NASA)によると、1900年以降にスーパームーン皆既月食が重なったのは5回で、最後に観測されたのは1982年。33歳より若い人たちは、この二つの現象を同時に体験するのは今回が初めてとなる。次回に見られるのは2033年になるという。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:9月24日(木)17時8分

もう見た?でっかい満月…中秋の名月スーパームーン、関東などで「明るいお月見」期待
産経新聞 9月27日(日)18時30分配信
 地球に近づくため大きく見える満月「スーパームーン」が28日夜、関東地方などで雲の間から観測できそうだ。今年もっとも小さく見えた満月(3月6日)に比べ、直径は1・14倍となり、明るさも3割ほど増すという。27日は「中秋の名月」(旧暦の8月15日)で、2日続けて「お月見」が楽しめるかもしれない。
 国立天文台によると、月は地球の周りを楕円(だえん)状の軌道で回っており、今年は28日午前10時46分にもっとも地球に近づき、同11時51分に満月となる。日本では月が地平線の上に出ていない時間帯のため見られないが、夜になれば大きな明るい満月が上る。
 気象庁天気相談所によると、28日夜は全国的に雲が多いと予想されるが、本州を中心に雲間から大きな月を楽しめる可能性があるという。
最終更新:9月27日(日)18時31分