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【MLB】川崎宗則はもはや“殿堂入り”!? MLB公式動画サイトで「カワサキ賞」を受賞


仲間にもファンにも愛されているムネリン。
今季のブルージェイズの躍進には彼の力が少なからず関係していたはずだ。
他人が何と言おうと関係ない。
これからもずっと彼には彼のやりたいようにやってほしい。
がんばれ!ムニ!

MLB川崎宗則はもはや“殿堂入り”!? MLB公式動画サイトで「カワサキ賞」を受賞
Full-Count 12月14日(月)13時54分配信
「ムネノリ・カワサキでいることによるムネノリ・カワサキ賞」!?
 MLB公式動画サイト「Cut4」が、2015年シーズンに最もファンやリーグを盛り上げた選手やプレーを表彰した。ダンスやコミカルなインタビューで圧倒的な人気を誇る川崎宗則内野手ブルージェイズからFA)は、なんと「川崎宗則賞」を受賞。「カット4の動画と共に2015年シーズンのMLBの最も愉快な瞬間を祝福する」という特集のトップ画面の中央には、“殿堂入り”を果たした男の写真がフィーチャーされている。
 表彰部門はユニークだ。ドジャースからフリーエージェント(FA)となり、ダイヤモンドバックスと1年平均の史上最高額年俸で契約したザック・グリンキー投手が、ホームランを放った後にバットを華麗に放り投げる姿は「ベスト・バットフリッパー」。ダグアウト内で豪快にダンスするパイレーツのアンドリュー・マカッチェン外野手は「ベストダンサー」に堂々の選出となった。
 一方、シーズン途中にレッズからロイヤルズに移籍し、ワールドシリーズ優勝に貢献したジョニー・クエト投手は野茂英雄氏を彷彿させるトルネード投法で有名だが、打者に背中を見せた後、人を食ったように肩をゆさゆさと動かす奇妙な動きは「プレー中の最高のダンサー」と称えられている。
 そして、あらゆるユニークな表彰を終えた後、最後に“レジェンド”が出てくる。川崎は「ムネノリ・カワサキでいることによるムネノリ・カワサキ賞」というタイトルで表彰されている。
「最高の賞」として最後に表彰、「ムニは常にカメラの前で最高を映し出す」
 寸評ではメジャー界の人気者をこう絶賛している。
「もちろん、アカデミー賞は最優秀作品賞で締めくくられる。我々も最高の賞で締めたい。ムネノリ・カワサキでいることによるムネノリ・カワサキ賞だ。そうだ。この1年間、新たな手の動きによるシグナル、3Aでノーヒットノーランに喜び、マイケル・ジョーダンと自称しながらコーヒーを購入していることが明らかになった。ムニ(愛称)は常にカメラの前で最高を映し出す。いつだってそうだ」
 ムードメーカーとしてブルージェイズア・リーグ優勝シリーズ決定戦進出に貢献した川崎は、オスカーで最も権威のある最優秀作品賞級の“レジェンド”と紹介されている。
 さらに、今年、話題になった様々な出来事を紹介。川崎がキレのいいダンスとともに見せる腕の鋭い動きに加え、今オフにレッドソックスにFA移籍したデビッド・プライス投手に暴露されたスターバックスコーヒーでの逸話も改めて取り上げている。オーダーする際に、川崎が自分の名前を店員に「マイケル・ジョーダン」と伝えていることが明らかになり、米メディアでも大きく取り上げられていた。
記念動画には「歴史に残るインタビュー」を改めて紹介
 今季もシーズンを通してユニークなエピソードで地元ファンの心をほっこりさせてきた川崎。受賞の記念動画には、ア・リーグ優勝決定戦進出直後のインタビューで飛び出た“ムネリン語録”が紹介されている。
「ただスイングしろ。ただ投げろ。ただキャッチするんだ。何も考えるな、みんな。ただ勝て!」
 この時に飛び出した名言にレポーターは大受け。「2015年の僕の英語はどうですか?」と英語の上達ぶりを逆質問すると、レポーターから「去年よりうまくなっているわね」とお墨付きをゲットした。「僕は本を二冊持っているからね」とウインクしながらハンドシグナルで締めくくっているこの動画は、米メディアに「歴史に残るインタビュー」と絶賛された。
 まだ来季の去就が決まっていない川崎だが、メジャーファンは“巨匠”の復活を心待ちにしているに違いない。
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
最終更新:12月14日(月)15時43分