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女川にダンボール製「ランボルギーニ」 商業施設オープニングイベントでお披露目 /宮城





女川にダンボール製「ランボルギーニ」 商業施設オープニングイベントでお披露目 /宮城
みんなの経済新聞ネットワーク 12月22日(火)20時1分配信
 女川駅前に12月23日、複合商業施設「シーパルピア女川」(女川町女川浜字大原1)がオープンする。同日、オープン記念イベントとして「おながわ復興まちびらき2015冬」が開かれる。(石巻経済新聞)
 同施設の出店テナントの一つでもある梱包資材会社「今野梱包」(石巻市桃生町太田)が製作した強化ダンボール製スーパーカー「ダンボルギーニ アヴェンダンボール」と、モデルとなった本物のイタリア製スーパーカーランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4」がシーパルピア女川のオープニングイベントに華を添えることとなった。
 ダンボール製の「ダンボルギーニ」は、強化ダンボールの精密加工や特殊カラー印刷などの技術を持つ「今野梱包」(石巻市桃生町)が、約半年かけて実物大のランボルギーニアヴェンタドールを再現したもの。約500個のパーツで構成し、遠くからでも目立つピンク色のボディーに仕上げた。
 11月5日に開かれたビジネスマッチ東北2015で初公開し、その後今野英樹社長や長男がツイッターで投稿した所、親子合わせて2万リツイートを超えるなどネット上で話題になっていた。
 今野社長は、東日本大震災後に強化ダンボール「トライウォール」の加工技術を利用して、学校の仮設什器を作ったり、某アニメのリアルなロボット模型を作ったりするなど、市内ではユニークなアイデア社長として知られている。
 今回、シーパルピア女川が開業するにあたりテナントの一つとして「Konpo’s Factory」を出店し、同社のダンボール製多用途ボックスや、アクリル製品などを販売する。ダンボルギーニも店内に展示する。一連の経緯をSNSで知ったという、ランボルギーニ販売代理店「ランボルギーニ麻布」(東京都港区)から今野社長にメッセージが寄せられた。「おしかりを受けるかなと思った」と話す今野社長によると、23日のオープニングイベントの盛り上げに一役買えればと「ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4」の実車を展示したいと申し出を受けたという。23日限定で、シーパルピア女川に展示される。
 今野社長は「石巻の企業が作ったダンボルギーニが全国に知られて、本物のランボルギーニと出合うことになった。シーパルピア女川の集客のお役に立てればと思うが、あくまでも主役は女川の町であり、人なので、あえて2台を並べることはしない。新しい町を隅々まで楽しんでほしい。そして女川に行く途中に必ず通る石巻も楽しんでもらえれば」と話す。
 同イベントの開催期間は23日11時〜27日15時30分まで。24日18時30分は復興祈念冬花火打ち上げを行う。
 Konpo’s Factoryの営業時間は10時〜16時。水曜定休。
みんなの経済新聞ネットワーク
最終更新:12月22日(火)20時1分