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海外で人気「黄金真珠」 技術確立へ研究費 三重県


一般に出回る真珠には色を染めたものも染めていないものもある。
黄金系の色味はアコヤ真珠ではなく白蝶貝から取れる白蝶真珠によく見られる。
アコヤ真珠の照りと南洋真珠の色味が合わさったら、さぞ人気になることだろう。
楽しみだ。




海外で人気「黄金真珠」 技術確立へ研究費 三重県
産経新聞 2月15日(月)14時53分配信
 真珠生産が盛んな三重県は新年度から、希少価値の高い「黄金真珠」の安定的生産に向けた技術開発に本格的に乗り出す。15日に発表した一般会計当初予算案に研究費約130万円を計上し、5年をめどに技術の確立を目指す。
 県によると、黄金真珠は市場の数%しか出回っていないが、白色系真珠に比べて海外で人気がある。そこで県は黄金真珠生産の試験的研究を実施。これまでの研究で、アコヤガイの中に、真珠核と、黄色度の高いピース貝の貝殻を作る器官「外套膜(がいとうまく)」の一部を入れて養殖すると、黄金真珠の生産効率が高まることを確認した。
 しかし、現在の研究では成功確率は1割程度しかない。新年度からは、海水の状況や地理的条件などの必要要素を解明しようと、県水産研究所(志摩市)などで本格的に分析や実験を進める。
 県の平成26年の真珠の年間生産量は全国3位の3735キロ。5年をめどに黄金真珠の成功確率を約5割まで引き上げて、真珠生産のさらなる活性化につなげたい考えだ。
最終更新:2月15日(月)16時23分