ニュース

一連の活動「熊本地震」=大分5弱など含める―気象庁
熊本地震 本震含めて「熊本地震」 気象庁が明確化

一連の活動「熊本地震」=大分5弱など含める―気象庁
時事通信 4月21日(木)11時41分配信
 気象庁は21日、「平成28年(2016年)熊本地震」の名称は熊本県熊本地方で14日夜に起きた最大震度7地震以降、16日未明の震度7地震や同日朝の大分県中部の5弱の地震を含め、一連の地震活動全体を指すとの見解を発表した。
 また、データ精査の結果、この大分県中部の地震マグニチュードを5.3から5.4に修正した。
 同庁の青木元・地震津波監視課長は、15日午前に「熊本地震」と命名した時点では、「14日夜の震度7が本震で、その後は余震とみていた」と説明。さらに大地震が起き、地震活動域が拡大しても、14日夜の震度7地震だけを熊本地震と呼ぶと話した時期があったが、青木課長は「誤解を招いた」と釈明した。
最終更新:4月21日(木)11時46分

熊本地震 本震含めて「熊本地震」 気象庁が明確化
産経新聞 4月21日(木)12時24分配信
 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、気象庁は21日、14日夜の熊本地方で震度7を観測した地震以降に発生した「本震」を含む一連の地震活動全てについて、「平成28年熊本地震」に含めると説明した。これまで気象庁は、16日未明の益城町などで震度7を観測した本震も熊本地震に含めるかどうかについては不明確な回答をしていた。
 一般的に地震に名称を付ける際、本震とその後の余震をひとくくりにして命名するが、今回は当初本震とみて「熊本地震」と名付けた地震の後に本震が発生し、さらに震源域が拡大していったため、どこまでを熊本地震に含めるかが不明確になっていた。
 地震は熊本地方、阿蘇地方、大分県の3つのエリアで発生しているが、気象庁は「それぞれ離れているけど、同時に起きている地震なので一連の活動とみている」と話している。
 これまで気象庁は「一連の地震全体が熊本地震ではなく、最初(14日夜)のマグニチュード(M)6・5の地震命名した」「熊本地震は最初の地震について命名しているが、その後の活動を代表して呼ぶことにしている」など、不明確な回答を繰り返していた。
 一方、気象庁はデータの精査を終え、熊本地方で16日午前1時46分に発生したM6・0の地震について、発生時間を午前1時45分、Mを5・9にそれぞれ修正した。
最終更新:4月21日(木)17時42分