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離脱派、相次ぐ「後悔」=経済悪化で危機感−英
英国人がアイルランドのパスポート取得に殺到、EU市民権求め


BREXIT(Britain+exit:英国のEUからの離脱)」に続き、「REGREXIT(regret+exit:離脱を後悔)」
という言葉も生まれた。
離脱に投票したが後悔している、という声が報道で取り上げられ、SNSでも炎上している。
欧州人としての自由を確保するために英国以外のパスポートを取得するために人々が奔走しているというニュースもある。
しかし離脱を待ち望んでいる人たちもいるのだ。
投票後に外国人に対するヘイトクライムが多発しているともいう。
いつか以前の落ち着きを取り戻すのだろうか?
それともこのまま分断が進んでいくのだろうか?

離脱派、相次ぐ「後悔」=経済悪化で危機感−英
時事ドットコムニュース
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱が決まった国民投票をめぐり、離脱派の間で「(離脱への投票を)後悔している」と告白する人が相次いでいる。株価下落など経済への影響が一気に表面化し、危機感を強めたためで、報道によれば離脱決定後、選管に「自分の投票先を変えられないか」との問い合わせが多数寄せられている。
 24日の結果判明後、BBC放送のウェブサイトには「自分の票は結果に関係ないと考えていた。(離脱になり)すごく心配」「自分の(離脱への)票が数に入るとは思わなかった」などの投稿が寄せられた。離脱に投票した女性はテレビのインタビューで、「2度目の機会があれば残留に入れる」と語った。
 26日報じられたサーベイション社の調査結果によれば、離脱投票者の7%が「離脱に入れなければよかった」と回答。これは113万人に相当し、実際の投票結果で離脱が残留を上回った数である127万人に近い。ただ、残留投票者の中でも約70万人に相当する4%が「後悔している」と答えた。
(2016/06/28-06:05)

英国人がアイルランドのパスポート取得に殺到、EU市民権求め
2016年 06月 28日 18:39 JST
REUTERS.com
[ダブリン 27日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定を受け、EUの市民権を引き続き享受したい英国人がアイルランドのパスポートを取得するため、ロンドンのアイルランド総領事や北アイルランドの郵便局に押し寄せている。
アイルランド外務省が27日、明らかにした。
アイルランド生まれ、または両親か祖父母のどちらかがアイルランド人である英国人は、アイルランドのパスポートが取得できる。
郵便局ではパスポート申請書が品切れとなり、処理した申請の数は、通常1日200件程度なのに対し、この日は4000件を上回った。
北アイルランド市民はアイルランドと英国の両方のパスポートを保有できる。
アイルランドフラナガン外相は声明で「国民投票後、北アイルランドグレートブリテンなどからアイルランドのパスポートへの関心が急に高まっている」と述べ、この現象は更新時期に窓口が非常に混雑したり、近く渡航を計画している人に影響を及ぼす可能性があると警告した。
また、フランスに5年以上住んでいたり、配偶者がフランス人の場合に、英国とフランスの両方のパスポート持てる。
ベルギーやイタリアなどでも同様の動きがみられ、配偶者や親が欧州出身の場合には、その国のパスポート取得が可能かどうか問い合わせが増えているという。