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伊調「信じられない気持ち」=東京五輪へ意欲も−国民栄誉賞


-国民栄誉賞の受賞が決まって記者会見し、レスリング五輪4連覇の4をつくり、撮影に応じる伊調馨選手=13日午後、東京都新宿区


伊調「信じられない気持ち」=東京五輪へ意欲も−国民栄誉賞
jiji.com
 リオデジャネイロ五輪レスリング女子58キロ級金メダルで五輪4連覇を果たし、国民栄誉賞受賞が決まった伊調馨選手(32)=ALSOK=が13日、東京都内で記者会見し、「信じられない気持ちが大きい」と喜びを語った。
 五輪4連覇は、女子の個人種目では全競技を通じて史上初めて。男子でも陸上走り幅跳びカール・ルイス(米国)らしか成し遂げていない偉業だ。「こういう成績を出せたのも、レスリングの追求や研究を勝つこと以上にこだわってやってきたからだと思う」と誇らしげに話した。
 レスリング界では吉田沙保里選手に続いて2人目の受賞。若い頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきた先輩に肩を並べたが、「同等とは思っていない。尊敬する先輩。沙保里さんがいなかったら、ここまでレスリングに取り組めなかった」と感謝を表した。
 5連覇が懸かる2020年東京五輪まで、現役を続けるかは決めていない。「挑戦してみたいという気持ちになることもある」と意欲を示す一方で、「若い世代にも指導していきたいという気持ちもある。けがの状態もあるし、いろいろな選択肢の中で時間をかけて考える」と心境を明かした。
(2016/09/13-18:33)