ニュース

ベルリンXマス市にトラック突入、12人死亡48人負傷 テロの可能性


-ドイツの首都ベルリンのカイザー・ウィルヘルム記念教会で開かれたクリスマス市に突っ込んだトラック(2016年12月19日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGALL



-ドイツの首都ベルリンで開かれたクリスマス市で起きたトラック暴走の現場に立つ人々(2016年12月19日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGALL


ベルリンXマス市にトラック突入、12人死亡48人負傷 テロの可能性
AFPBB
2016年12月20日 10:26 発信地:ベルリン/ドイツ
【12月20日 AFP】(更新、写真追加)ドイツの首都ベルリン(Berlin)中心部で19日、多くの人で混雑していたクリスマス市にトラックが突っ込み、地元警察によると少なくとも12人が死亡、48人が負傷した。警察は、テロ攻撃の可能性があるとして調べを進めている。
 現場は観光客でにぎわう広場に設けられたクリスマス市で、トラックが歩道に乗り上げた。警察によると、トラックの運転手とみられる人物が身柄を拘束され、同乗者1人の死亡が確認された。
 ベルリン警察がツイッターTwitter)で発表したところでは、負傷した48人は病院で治療を受けており、重傷者も含まれる。
 警察当局は「テロ攻撃だったかどうかを特定するため、捜査を行っている」と説明。トマス・デメジエール(Thomas de Maiziere)内相は公共テレビに対し、「攻撃という言葉はまだ使いたくないが、そうであることを示す証拠が多数ある」と述べた。
 トラックを保有する運送会社のポーランド人経営者の男性はAFPの取材に、19日午後から運転手と連絡が取れなくなっていると認めた。運転手は男性のいとこだという。
 会社の幹部は、運転手は37歳で、鉄鋼製品をイタリアからベルリンに運んでいたと話している。
(c)AFP