バレエ

今月はバレエ鑑賞月間です。三年に一回行われる
「世界バレエフェスティバル」があるのです。
世界中のバレエ団で活躍するトップスターたちが集まり、
それぞれいろいろな作品を踊り比べるのです。
この舞台をきっかけに日本での知名度があがる若手もいれば
この舞台だからこそ見られるペアがいたりもします。
東京公演はAプロBプロと異なるプログラムで各4日間ずつ、
さらに特別公演「ガラ」が一日だけあります。
この「ガラ」公演は、普通の作品を踊った後に「お楽しみ
プログラム」のようなものがあります。
女性が男性のヴァリエーションを踊ったり、男性が女性の
ヴァリエーションを踊ったり(もちろんポワント履いて!)。
トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団で男性が女性の格好で
踊るコメディタッチのバレエも知名度を得ましたが、この
世界バレエフェスのガラは、普段まじめに(?)踊っている
ダンサーが茶目っ気たっぷりに踊るのでとても楽しみです。
そして注目はウラジーミル・マラーホフ。この人は男性で
ありながら女性ダンサーかと見紛う脚線美の持ち主です。
彼が踊るとただのコメディバレエにはならず、涙が出るほど
美しいのです。以前「グラン・パ・クラシック」(しかも
これを得意とするシルヴィ・ギエムの物まねで)と「瀕死の白鳥」
を見ましたが、どちらもすばらしいものでした。
今回は何を踊ってくれるのだろうと思うと今からわくわくです。