難しい

今度の日本歌曲の時間に別宮貞夫さんの「さくら横ちょう」を歌うことに
なったので、練習していました。アリアとは違う難しさがあります。
第一には歌詞が日本語なので、発音が難しい。普段しゃべっている
から簡単に思ってしまいがちだけれど、日本語をはっきりとメロディに
のせて歌うのって案外難しいものです。鼻濁音も忘れずに。
そしてこの曲は音符が細かいのでピアノと合うか不安。私は伴奏が
弾けないから、自分のテンポで歌っているけれど、果たしてあって
いるのかしら。一年生のときに中田喜直さんの「さくら横ちょう」を
歌ったけれど、それとはまた違う難しさがあります。同じ詞を使って
いても、こんなに曲調が違うのかと驚いてしまいました。
ついでに、と言ってはなんだけど、自分のレッスン曲も練習しました。
これは「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナのアリアとブラームス
の歌曲。ドンナ・アンナは私の苦手なアジリタがころころ入ってくる
のでしんどいです。リートの方は感情を出すのが難しい。去っていった
恋人にもう一度会いたいと訴える悲しい歌です。
そういえば「さくら横ちょう」も昔の恋人に思いをはせる歌でした。
やっぱり恋とか愛とかは詩になりやすいのですかね。