ナレーション

私はお寺や庭園が好きで、TVでやっていると嬉しくてつい見てしまいます。
映像と音楽とナレーション。この三つが主な内容ですが、このナレーション
ってとても重要です。字幕だけでは表示しきれない情報を教えてくれる
ものですから。
それが、この間見た番組では、ナレーターが訛っていたんですよ。
一応原稿は標準語で書かれているようなのですが、イントネーションが。
しかも放送している場所とも異なる地方の訛りです。たとえば京都のお寺
を紹介する番組で東北訛りのナレーションみたいな。
私があまりなじみがないせいか、何を言っているのか理解するのにワンクッション
必要で、そのためにしゃべっている内容がわかりにくく、見るのに苦労
しました。標準語だったら内容をある程度まとまった単位(イメージ)で
理解できるのに、訛っていると頭の中で書き文字の文章に直すような作業が
必要で、そこから内容理解に入るので時間がかかるのです。
そこに力を必要とする分、映像を堪能する部分が少なくなってしまって。
見終わった後も「きれいだったな」「行ってみたいな」という感想ではなく
訛ったナレーションが頭の中で反復されていたりして。
正直に言って疲れたし楽しめませんでした。
そのときのナレーターさんは多分有名な作家さんだったと思うのですが、
アナウンサーでも声優さんでも、普通にしゃべれる人にやって欲しいなと
思ったことでした。(しかも原稿の漢字を読み間違えていたし)


これを書きながら、三渓園を紹介する番組を見ていました。
庭園は落ち着きますね。また行きたいな。