おおじしん?だいじしん?

普通は「後に続く言葉が漢語ならダイ、和語ならオオと読む」という
のが原則です。(なので原則どおりなら「ダイじしん」となる。)
ただし、まれに「オオ+漢語」の場合があり、これは慣例として
そう読むことが主流になっているから(一般になじみがあるから)。
(「おおじしん」もその一例。)
ということでしかないと思っていました。
しかし、下記のページに興味深い記事がありました。


http://osaka.yomiuri.co.jp/mono/mo80612a.htm

 では、どうして放送では「だいじしん」と読まないのか? 実は「地震学」の分野では「マグニチュード(M)」に応じて「地震の規模」を表す「階級」が設定されていて、M7以上の地震を「大地震」、M5以上7未満を「中地震」、M3以上5未満を「小地震」、M1以上3未満を「微小地震」などと呼んでいるのです。この場合の「大地震」は「だいじしん」と読む、一つの単語であって、「大」+「地震」ではないわけです。放送では、これとの混同を避ける目的で「おおじしん」と読んでいるのではないかとも考えられます。

実に面白いです。日本語って奥が深いですよね。