愛と喝采の日々

ずっと見たいと思っていたのですが、やっと見ることが出来ました。
解説は「愛と喝采の日々(1977) - goo 映画」より(このサイト、あらすじのところが色々間違っています)

解説
プリマ・バレリーナとして成功した女性と、結婚してバレエ界を引退した女性2人の対照的な人生を中心に、女の幸福は結婚か、それとも仕事をもった自立した人生を生きることか?と問いかけ、親と子の情愛を盛りこみながら展開される人生ドラマ。
製作総指揮はバレリーナとしても知られるノラ・ケイ。監督はノラの夫君で「ファニー・レディ」のハーバート・ロス、オリジナル脚本はアーサー・ローレンツ(サンリオ刊)でロスと共同で製作も兼ねている。撮影はロバート・サーティース、編集はウィリアム・レイノルズ、美術はアルバート・ブレナーが各々担当。なお、バレエ・シーンはアメリカン・バレエ・シアターが全面的に協力している。出演はアン・バンクロフトシャーリー・マクレーンミハイル・バリシニコフレスリー・ブラウン、トム・スケリットマーサ・スコット、アレクサンドラ・ダニロワ、アントワネット・シブリー、スター・デニアス、マーシャル・トンプスン、ユルゲン・シュナイダーなど。



箇条書きで。

  • ディーディー(シャーリー・マクレーン)がとっても嫌な女なんですけど
    • 主役争いという大事な時期に妊娠するようなことをしたのは自分
    • バレエをやめて子供を産むことを決意したのも自分
    • なのに「あの時、役を欲しいからって私に子供を産むように言った」と親友エマ(アン・バンクロフト)にいちゃもんをつける
    • エミリアレスリー・ブラウン)がバレエ団で親友に沢山お世話になっているのに感謝の気持ちがない
    • それどころか娘をとらないでと言いがかり
    • 舞台の後のパーティで娘と親友が拍手喝采を受けたことに嫉妬
    • バーにきた親友に喧嘩を吹っかける
    • 親友が「あの時は役を欲しかったから、何でも言ったと思う」と言ったら「ずっとそれが聞きたかった」と一人満足
    • ここまで一切反省なし
  • バレエ団を退団して20年も経つのに、プリマである親友とバレエ団で同じ扱いをされないと納得しないらしいディーディーは頭がおかしいと思う
  • しかもエミリアの後にも二人子供を産んでるんだし「私が舞台の中央で拍手を浴びたはずなのに」ってどうしたら思えるんだ
  • こんなのに絡まれたエマは本当に気の毒だ
  • エミリア、男(ミハイル・バリシニコフ)に裏切られたショックで深酒は百歩譲ってよしとしよう
  • しかし翌日の舞台に影響するほど飲むって、頭悪すぎ
  • 本番に遅刻して、コールドなのにふらふらして一人違う動きで悪目立ち、そんなんならバレエやめてしまえ
  • っていうか、それでも首にならないってどういうこと?
  • ガラ公演の後のパーティで「眠りをやらせよう」って話だったのにドンキの練習?なんで?
  • そして本番もドンキ?なんで?眠りはどこへ行っちゃったの?
  • しかし、ミーシャすげえぇぇ!!
  • 30年以上前の映像なのに、今でも十分通用するよ、このミーシャ
  • 当時は狂喜乱舞されただろうなっていうのがよくわかる。これじゃ誰も文句言えないよね
  • ジャンプは高いし、回転は速くて沢山回って、すごいんだけど、本当にすごいのはそこじゃない
  • あれだけの力技なのに、回転軸が全然ぶれないし、ジャンプの着地も全く乱れない
  • だからこそ超絶技巧が生きるんだよね。そういうところが出来てないのは、ただの乱暴
  • この映画でも「SATC」でもミーシャは女好き設定。でもそれが納得できてしまうのはなぜ(笑)
  • 挿入されたバレエシーンが本当に素晴らしいのだけれど、特筆すべきはスザンヌ・ファレルの「チャイパ」
  • あの音のとり方はびっくりした。今まで見たことない。そして一番納得した踊り
  • これが本当の「バランシン振付の『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』」なんだと思った
  • ダニロワが上品な老婦人で素敵