語源

「今際の際」。私は「今はのきわ」と目にしていたのでそう読んでいたのだけれど
「いまわのきわ」と発音されているのを聞いたので調べてみた。

今際の際(いまわのきわ)
【意味】 今際の際とは、死にぎわ。臨終。最期のとき。いまわの際。今わの際。
今際の際の語源・由来
今際の際の「いまわ」は「今は限り」の略で、旧仮名は「いまは」である。
「今は限り」は「今はもうこれ限り」、つまり、「死に際」「臨終」を意味する。
この「今際」に「際」を加えた「今際の際」は一種の重複表現であるが、解釈の仕方によっては重複にならず、強調とも受け取れるため、「頭痛が痛い」などとは性質が異なる。
「いまわ(今わ・今は)」を「今際」と表記するのは、極限の時という意味からの当て字。
今際の際の類似表現には、「今際の刻み」や「今際の時」「今際の果て」がある。

今際の際−語源由来辞典−


私が見たのは旧仮名遣いだったのでしょうかね。この語源(後方省略)を知ると
今までは一本調子で発音していたのに「いまわ」「の」「きわ」と文章のように言ってしまいそうです。