FIFAワールドカップ

クライフ氏が母国代表を非難「オランダは醜く低俗だった」
さすがにクライフは厳しいね。彼の理想とするサッカーとは真逆だったもんね。
でも「内容よりも勝利を!」と思う選手の気持ちもわかるからなぁ。
見ているほうは面白い試合を見たいけど、決勝戦だもんね。
つまらない内容でも勝ちたいよね。はー難しい。

クライフ氏が母国代表を非難「オランダは醜く低俗だった」
7月13日 11時27分配信(スポーツナビ
 元オランダ代表のヨハン・クライフ氏は、スペイン紙『エル・ペリオディコ』の自身のコラム内で、ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会で準優勝に終わった母国代表について、延長の末にスペインに0−1で敗れた決勝での戦いぶりを厳しく非難した。
「決勝は、美しいプレーを消すことが唯一の対抗手段と考えるチームと、優勝候補との一戦となってしまった。オランダのスタイルは醜く低俗だった。スペインを動揺させるために、スペースを完全につぶして厳しい当たりを見せただけで、これといった見どころのない内容に終始した。スペインは最初の20分間は素晴らしかったものの、相手の汚いプレーがあまりにも多かったために、自分たちのサッカーをさせてもらえなかった。この状況が続いたことにより、試合終盤までスコアが動かなかった」
 一方、「スペインの勝利は妥当」と評したクライフ氏は、度重なる負傷を経て迎えた決勝の大舞台でチームを優勝に導くゴールを挙げたアンドレス・イニエスタや、同選手を含め多くのメンバーが代表のスタメンに名を連ねるバルセロナのサッカーを賞賛した。
「勝利にふさわしい方がW杯を制覇した。スペインは栄光を手にした。イニエスタがゴールを決め、バルセロナのスタイルがタイトルをもたらした」
 クライフ氏はまた、決勝で笛を吹いたハワード・ウェブ主審に対する個人的な意見は控えたものの、同試合ではオランダの複数の選手が退場処分を受けてもおかしくなかったとの見解を示し、ルールにのっとった判定を遵守するよう求めた。
「W杯の決勝には、その舞台にふさわしいジャッジが行われなければならない。とりわけ、勇気を持って判定を下せる審判が必要だ」