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柔道界から谷へ引退勧告!吉村強化委員長「両立できないなら身を引け」
碌に政治の勉強をしたこともない新人議員なんて時間に余裕があるはずないのに。
真剣に政治家をやるつもりならそのくらい考えて当然なんだけど、立候補
のときにロンドンも目指すと言っているのを聞いてこりゃダメだと思った。
前回の五輪代表だっておかしいって話があったのに、まだいけると思ったのか。
未だに強化指定選手であるということはお金をかけてもらっているということ。
そのお金を別の選手に回して彼女は自費でやればいい。
ちゃんと議員をやるなら絶対無理だと思うけどね。

柔道界から谷へ引退勧告!吉村強化委員長「両立できないなら身を引け」
7月13日8時0分配信 スポーツ報知
 参院選で初当選した柔道五輪金メダリスト・谷亮子氏(34)=民主・比例=に12日、柔道界から“最後通告”が突きつけられた。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長(59)が、「当選したことで、現役続行は非常に厳しくなる。両立できないなら(一線から)身を引いた方がいい」と言明した。政務と2年後の2012年ロンドン五輪挑戦という「二足のワラジ宣言」をした谷氏は、不出場なら五輪挑戦が厳しくなる11月の講道館杯(20、21日・千葉)で試合復帰を目指すが、柔(やわら)の道はイバラの道と言えそうだ。
 選挙では開票後に約3分で初当選を決めた谷氏だが、五輪の方は“楽勝”とはいかないようだ。この日、夕方のテレビ番組に生出演した際、初当選の感想を柔道に例えて「一本勝ちだと思う」と答えた谷氏。だが、出馬表明時に「ロンドンで金メダルを目指す」とした二足のワラジ宣言は、トーンダウン。当選後と同じく「柔道の方も続けていけるように努力はします。だけども公務はしっかりしたい」と冷静な口調だった。
 主婦、政治家、柔道家の三役をこなす決意に変わりはない。だが、全柔連の強化トップで、五輪選考の最高責任者である吉村委員長には、首を横に振られた。この日、スペインでの代表合宿の視察のため成田空港から離日する際、「当選したことで現役続行は非常に厳しくなる。ケジメをつけてほしい。両立できないなら身を引いた方がいい」などと決断を迫った。
 五輪5大会連続でメダルを獲得した女子48キロ級は“最激戦区”。1人しか五輪代表になれない狭き門に、9月の世界選手権(東京)で2連覇を目指す世界ランク1位・福見ら強烈ライバルがひしめく。吉村強化委員長は「若手も伸びている。今まで通りにはいかない」と改めて指摘した。
 全柔連では強化指定選手である谷氏に代表合宿参加を促すが、8月中旬に北海道・釧路で、12月には都内で合宿が予定されている。谷氏も多忙な公務の合間を縫って日程調整し、対応する考えを示している。これまで出産・育児、けがで合宿不参加したことはあったが、吉村委員長は「政治は自分個人の仕事。理由にはならない。合宿に来ないで試合だけするようなら、身を引いた方がいい。アスリート代表として政治で頑張ってほしい」と突き放した。
 男子60キロ級五輪3連覇ながら、その後結果を出せず強化指定から外れた野村忠宏(35)=ミキハウス=は、今月24日のW杯モンゴル大会に自費で出場する。吉村委員長は「野村がプライドを捨ててまでやっている。それぐらいの気持ちが亮子にはほしい」。今後、谷氏が下部の国際大会に出場する気があるなら、全柔連は推薦する考えを示した。
 11月の講道館杯不出場なら「五輪はゼロに等しくなる」との見解も示した吉村委員長。柔道家谷亮子のターニングポイントは秋になりそうだ。
 ◆ロンドン五輪への道 各階級ともに各国・地域から1人ずつ、合計20人程度が出場予定。世界ランクで今年5月から11年4月までの大会を50%、同年5月から12年4月までを100%としたポイント(P)で換算され、上位14人を選出。残りは招待枠と開催国枠。同ランクの上位に同じ国・地域の選手が複数いる場合は各国連盟が代表を決定。女子48キロ級で谷は試合に出ていないため0P。福見、山岸が300P(換算値は150P)でリード。