篠沢秀夫先生

なにげなく「福祉ネットワーク」を見ていたら、篠沢先生だった。
ALSを発症し、ご自宅のベッドの上で人工呼吸器をつけながらの生活だそうだ。
何も知らなかったし、やせてしまった先生のお姿もショックだった。
TVではにこやかで茶目っ気たっぷりだが、授業はとても厳しかったのを思い出す。
フランス文学を学ぶ者として、常に真摯な姿勢でお手本を示してくださり
われわれ学生はいつも叱咤激励されたものだ。
発病してからパソコンを覚え、今も執筆活動を続けていらっしゃるとのこと。
病床にありながら今なお前進し続けるその姿勢には頭が下がる。
「最後の授業」に行かれなかったのは返す返すも残念だ。


福祉ネットワーク「ALS、フランス文学 そして妻 −篠沢秀夫さんの日々−」