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震災死者 1万1000人超える
警察庁の発表では28日午後9時現在、確認された死者数は1万1004人、
届出があった行方不明者は1万7339人であわせて2万8343人になった。

死者・行方不明者2万8343人 28日午後9時現在 警察庁
産経新聞 3月28日(月)21時37分配信
 警察庁によると、28日午後9時現在、12都道県警が検視などで確認した死者数は1万1004人、家族らから届け出があった行方不明者は1万7339人で、合わせて2万8343人になった。行方不明者はいったんは減少したが、再び増加に転じている。
 28日午前段階で、岩手、宮城、福島3県で検視を終えたのは約1万780人。このうち約74%の約8030人の身元が確認された。遺体が引き渡されたのは約7650人で、うち50人余りは身元が判明しないまま市町村に引き渡されたという。今後、自治体への引き渡しの増加が予想される。
 都県別の死者数は、北海道1人▽青森3人▽岩手3264人▽宮城6692人▽山形1人▽福島990人▽東京7人▽茨城20人▽栃木4人▽群馬1人▽千葉17人▽神奈川4人。
 重軽傷は18都道県で計2778人。建物被害は全壊・流失が9都県で1万8342戸。このうち岩手が1万1444戸を占めており、宮城と福島で把握できない場所が多数あるとみられる。
 警察が把握している避難所は17都県で2045カ所。避難所で暮らす人は前日に比べ約6万人少ない計18万868人になった。福島で避難所の調査が進んだほか、避難所から親戚(しんせき)縁者らのもとに身を寄せる人が増えたことが原因とみられる。
最終更新:3月28日(月)22時35分