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円、強含み=75円台後半〔NY外為〕(26日朝)
円、連日の最高値更新=一時75円71銭〔ロンドン外為〕(26日)
連日「円が戦後の最高値を更新」というニュースが流れている。
アメリカは不況に加えウォール街のデモがどんどん勢いを増しているし、
ヨーロッパはギリシアだけでなくイタリアやスペインなど問題が山積している。
ギリシアは緊縮策を受け入れられないとデモやストライキをしているけれど
国家財政が破綻したらどうするつもりなんだろう?
債権放棄させられるとしたら、真面目な働きアリが享楽に耽ったキリギリスの
後始末をすることになるわけで、そりゃ堅実にやってる国は馬鹿馬鹿しくてイヤになるね。
そんなドル安ユーロ安による円高ということで評価できるものではないようだ。
輸出産業は大変だけど、輸入してるところは大喜びというわけじゃないのかな。
旅行に行く人はともかく、国内で生活していると円高の恩恵って殆ど感じないよね。
外資の化粧品なんか、ひどいものだと内外価格差が2倍くらいあったりするものもある。
少し値下げしてくれたらいいのにと円高の文字を見ながら思う。

円、強含み=75円台後半〔NY外為〕(26日朝)
時事通信 10月26日(水)23時0分配信
 【ニューヨーク時事】26日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米国の追加緩和観測から1ドル=75円台後半で強含んだ。午前9時20分現在は75円85〜95銭と、前日午後5時(76円04〜14銭)比19銭の円高・ドル安。
 ニューヨーク取引時間前の海外市場では、欧州債務問題への懸念もあって円買いが加速し、ロンドン市場では一時75円71銭の戦後最高値まで上昇した。ニューヨーク市場に入ってからは、日本政府・日銀による円売り介入に対する警戒感が高まっていることから小動きが続いている。
 米商務省が朝方発表した9月の耐久財受注額は、2003億3300万ドルと前月比0.8%減少した。市場予想の0.9%減をわずかに上回ったが、市場への影響は限定的だった。
 一方ユーロは、同日開催される欧州連合EU)・ユーロ圏首脳会談を控え、様子見気運が強い。同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.3960〜3970ドル(前日午後5時は1.3903〜3913ドル)、対円では同105円90〜106円00銭(同105円75〜85銭)。(了)
最終更新:10月26日(水)23時10分

円、連日の最高値更新=一時75円71銭〔ロンドン外為〕(26日)
時事通信 10月27日(木)0時30分配信
 【ロンドン時事】26日のロンドン外国為替市場の円相場は上昇、一時1ドル=75円71銭と、前日に付けた戦後最高値(75円73銭)を更新した。円高に歯止めがかからず、一段の上昇を予想する声も聞かれる。
 市場関係者によると、特段の材料がない中を円買い・ドル売りがやや強まった。欧州連合EU)・ユーロ圏首脳会議を控え、欧州債務危機への不透明感などから円が買われたとみられる。
 欧州債務問題などをめぐる根強い懸念を背景に、当面のリスク回避先として円が買われる状況が続いている。また、経常黒字国の日本にはリスク回避に伴う国内への資金還流圧力がかかりやすいほか、米国の追加金融緩和観測もドル売りにつながりやすい。
 日本政府・日銀による円売り介入への警戒感は意識されるものの、円の対ドル相場は歴史的な円高水準での推移が長期化するとの見方もある。市場関係者は「リスク回避の動きが続く限り、円買い圧力は弱まらないだろう」(英銀筋)としている。
 午後4時現在は75円95銭〜76円05銭と、前日午後4時(75円70〜80銭)比25銭の円安・ドル高。
 ユーロは底堅く推移していたが、終盤にかけて売りが強まった。EU首脳会議などに注目が集まる中、ギリシャの債務削減をめぐる当局と銀行団の交渉が進展していないとの観測などが嫌気された。午後4時現在は対ドルが1ユーロ=1.3815〜3825ドル(前日午後4時は1.3900〜3910ドル)、対円が104円95銭〜105円05銭(同105円30〜40銭)。他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5905〜5915ドル(同1.5965〜5975ドル)、スイス・フランは1ドル=0.8835〜8845フラン(同0.8800〜8810フラン)。(了)
最終更新:10月27日(木)0時34分