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桜宮 入試中止に生徒が反論
うーん、自分の学校を守りたいという気持ちはわかる。でも

「今まで続いている伝統は今でも正しいと思っている」と力説した。

これはどうだろう。どういう文脈で言われたかにもよるかな。
今回の事件の後、世間で一斉に非難の声が高まったことで、実は少し心配していた。
彼が自殺したから自分たちが○○できなくなった、彼が死ななければ○○できたのに、
という声が在校生や卒業生から出るのではないかと思ったのだ。
要するに「(こんな事件が起きて)迷惑だ」という考えだ。
高校生活は三年しかないから在校生にとって部活動ができないのは大問題だろう。
でも、だからこそ死者が出たことの意味をよく考えてほしいと思う。

「結論覆す」、決意の反論=高校生8人、入試中止で会見―大阪市
時事通信 1月21日(月)22時35分配信
 大阪市教育委員会橋下徹市長の要求通り、市立桜宮高校の体育系2科の入試中止を決定した21日夜、同校3年の男子生徒2人と女子生徒6人が記者会見に臨んだ。「私たちは納得いかない」「学校を守りたい」。8人は「まだ結論を覆せるかも」と、橋下市長と市教委に対し、決意の反論を展開した。
 市役所5階の記者クラブで午後7時半から1時間余にわたった会見。8人はいずれも運動部の元キャプテン。制服のブレザー姿で横一列に並んだ。
 「体育科に魅力を感じて受験したいと思う生徒がほとんど。普通科に回されるのは、私たちは納得がいかない」。女子生徒が口火を切った。橋下市長が同日朝、全校生徒を前に説明したが、「具体的な理由がなく、私たちの声も十分に聞いてくれなかった。思いは1時間で話せるわけがない。『生徒、受験生のことを考えて』と何度も繰り返したが、在校生と受験生のことを考えたらもっと違う結果があったんじゃないか」と訴えた。
 橋下市長が体罰の背景に「生徒たちも容認していた」「勝利至上主義」などと発言していたのに対し、女子生徒は「容認していないし、勝つことだけが目標ではなく、礼儀など人として一番大切なことを教えてもらっている」と反論。自殺問題について「心の傷は深く、重く受け止めている。傷を癒せるのは先生」として教諭の総入れ替えにも反対し、「多くの生徒が学校を守りたいと思っている」と強調した。
 男子生徒は「今回の結果が覆せるんじゃないかと、強い思いを持ってきた」と会見の動機を語った。別の女子生徒も「今まで続いている伝統は今でも正しいと思っている」と力説した。
最終更新:1月21日(月)23時16分