日本語表現

「真っ赤な嘘」。赤い嘘ってどういうことだろう?と思って調べてみた。

この語が「赤色」である理由は、「赤」は「明らか」と同源で「全く」「すっかり」などの意味があるためで、「赤の他人」などの「赤」も同様である。

「真っ赤」は、「赤(明らかであること)」を強調した表現となっている。

「大きい」「多い」といった意味を持ち、漢訳されて「摩訶不思議」の「摩訶」にもなっているサンスクリット語の「マハー(maha)」を語源とする説もある。

この説は、「大きな嘘」の意味で「マハーな嘘」と言っていたのが「摩訶な嘘」となり、「真っ赤な嘘」になったとするものだが、雑学の世界で作られた俗説である。
出典:「語源由来辞典

色としての「赤」とは関係なく、「明らかな嘘」ということなのだそうだ。
「赤の他人」も同様に色ではなく「明らかな」の意味だそう。
「赤」の文字は後からあてはめられたのかな?