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<後の十三夜>171年ぶり「ミラクルムーン」
「閏月(うるうづき)」のおかげで、今年は二回目の「十三夜」が存在した。
なんと171年ぶりの出来事で、前回は江戸時代後期のことだったそうだ。
暦というのは人間が勝手に定めたものである。とはいえ、171年ぶりと聞けば
宇宙の大きさや「時間/時」というものの不思議さを思う。
江戸時代の星空というのはどんなものだったのだろう。

<後の十三夜>171年ぶり「ミラクルムーン」
毎日新聞 11月5日(水)21時24分配信
 171年ぶりの珍しい「後(のち)の十三夜」の月が5日、日本各地で観察された。前回観賞できたのは江戸時代後期の1843年。天文ファンの間では「ミラクルムーン」と注目を集めた。
 美しい月として親しまれる「名月」は通常年2回、旧暦8月15日の「十五夜」と同9月13日の「十三夜」に現れる。日本では古くから、「月見」としてこの年2回の名月を観賞してきた。
 「後の十三夜」の月は、年3回目となる珍しい「名月」。旧暦では3年に1度、「うるう月」を入れて季節とのずれを調整する。旧暦に従うと、今年は171年ぶりに9月にうるう月が入り、11月5日が2度目の「十三夜」となった。これが「後の十三夜」と呼ばれる。
 東日本大震災で大きな被害に遭った岩手県陸前高田市では、復興のシンボル「奇跡の一本松」の上空に「後の十三夜」の月が浮かんだ。薄雲の切れ間からまん丸に近い月が顔をのぞかせ、浜辺を照らした。【河内敏康】
最終更新:11月6日(木)0時1分