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印刷ミス? 阪急梅田駅のきっぷが独特な理由


「梅田」の田が『くにがまえ』に『メ』という文字になっている。
阪急線には○田という駅が多く、駅員が切符を視認しやすくする工夫として梅田だけ変えたのだそうだ。
へぇ〜、見たこともない切符なので当然知らなかった。
ちなみにだりんに聞いてみたところ、この文字もその理由も知っていた。
関西の人にはメジャーな話題なのかな。






印刷ミス? 阪急梅田駅のきっぷが独特な理由
乗りものニュース 10月3日(土)16時9分配信
きっぷに見たことのない漢字
 阪急電鉄の梅田駅は、大阪市北部の繁華街「キタ」の中心駅。JR線や大阪市営地下鉄の各線などと接続し、多くの利用者が行き交う場所です。
 この阪急梅田駅では、独特なきっぷが販売されています。
 梅田の「田」の字に注目すると、真ん中部分が「十」ではなく「メ」のような形になっています。
 調べてみると、きっぷのほかに定期券やラガールカードプリペイド形式の乗車券)でも同じ字体が使われており、印刷ミスとは考えられません。ちなみに、回数券を自動改札機に通したとき印字される「田」の字は、「×」を正方形で完全に囲った形です。
 この、ほかでは見ることのない漢字――いえ、漢字なのかも不明ですが、なぜこんな文字が使われているのでしょうか。
理由は阪急に5つある「田」
 きっぷにおける「梅田」の表記について、阪急電鉄によると「もともとは普通の『田』の字を使っており、ある時期にこの特別な『田』の字に変更しました」とのこと。変更した時期については「正確には不明ですが、自動改札機がなく、係員が改札にいた時代」(阪急)といいます。
 阪急には梅田駅のほかに、駅名に漢字の「田」が入る駅が「園田」「池田」「富田」「吹田」「山田」の5つ存在します。そのなかでは、梅田駅から乗車する利用者が最も多いため、各駅の改札で最も多く扱われるのは梅田発のきっぷです。
 改札で係員がきっぷを確認していた時代、大量に扱う梅田発の切符と、駅名に「田」が付くほかの駅発のきっぷとを瞬時に区別し、運賃が正しいかチェックする必要がありました。
 そこで考えられたのが、梅田発のきっぷだけ「田」の字体を別のものにするという方法でした。その時代の名残りが、自動改札機が導入された現在でも残っているのです。
 なお、機械できっぷの情報を読み取っている現在では、梅田駅のきっぷだけ区別しやすくする必要性はありませんが、阪急によると、現時点で変更する予定はないそうです。
末吉史樹
最終更新:10月3日(土)23時19分