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欧米諸国、「イスラム国」の呼称を「DAESH」へ変更―スペインメディア

  • 「DAESH(ダーイシュ、ダーイッシュ)」
  • 「DAESH」は同組織のアラビア語の略称の一つ、「踏みつけて破壊する者」「不和の原因となる者」などの言葉と発音が近い
  • 同組織はこの呼称を非常に嫌っている。


欧米諸国、「イスラム国」の呼称を「DAESH」へ変更―スペインメディア
Record China 11月28日(土)23時21分配信
2015年11月28日、参考消息網によると、西側諸国が過激派組織「イスラム国(IS、ISIS、ISIL)」の呼称を「DAESH(ダーイシュ、ダーイッシュ)」へと改めている。
スペインメディア・ABCは26日、アラブ諸国やフランス、オーストリア、スペイン、米国などで、「イスラム国」に対して憎しみを込めた新しい呼称「DAESH」が使われ始めていると報じた。「DAESH」は同組織のアラビア語の略称の一つだが、「踏みつけて破壊する者」「不和の原因となる者」などの言葉と発音が近く、よりネガティブなイメージになる。同組織はこの呼称を非常に嫌っており、「こう呼ぶ者たちの舌を切り落とす」とまで宣言している。
記事によると、この「DAESH」という呼称は2014年9月にパリで開かれた国際会議でフランスのローラン・ファビウス外相が使用したことで注目を集め、米国も同年12月からこう呼び始めている。スペインもこの呼称を支持しており、フランシスコ・マルティネス安全保障担当副大臣は、「彼らが嫌う呼称は、私にとって非常に魅力的だ」と語っている。(翻訳・編集/北田)
最終更新:11月28日(土)23時21分