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羽生の世界新SP、演技力で驚異の10点満点


NHK杯で出した世界最高記録をさらに更新、SPで110.95点を出した羽生選手。
5つの要素をそれぞれ10点満点から減点方式で採点する「Program Component Score」。
SPでは50点満点だが、羽生選手は49.14点という驚異の点数を記録した。
彼のこだわりは点数そのものではなく、その演技内容にある。
自分で納得のいく演技を行うことが目標であって、点数は結果でしかないという。
FSでは羽生選手も他の選手も自分が納得できる演技をしっかり行うことができるよう願っている。

羽生の世界新SP、演技力で驚異の10点満点
デイリースポーツ 12月11日(金)17時8分配信
 「フィギュアスケートGPファイナル・第1日」(10日、バルセロナ
 男子ショートプログラム(SP)が行われ、男子史上初の3連覇を狙うソチ五輪金メダリストの羽生結弦(21)=ANA=はほぼ完璧な演技を見せ、自身のSP世界最高記録を更新する110・95点で首位発進を決めた。
 羽生のジャッジシートには異次元の数字が並んだ。冒頭の4回転サルコー、4回転トーループ−3回転トーループの連続ジャンプは基礎点10・50点、14・60点に出来映えを示すGOEで上限の3点が加えられ、13・50点、17・60点に。後半のトリプルアクセルもGOE2・71点を引き出した。
 さらに圧巻だったのは5項目の構成点だ。Performance/Execution(演技力)の項目ではでは9人中8人が10点満点をつけ、10点満点に(最高値と最低値を除いた平均値のため)。Choreography/Composition(振り付け)も9人中6人が10点をつけ、9・93点となった。Interpretation(曲の解釈)も9人中6人が10点で9・89点と驚異的な数字が並び、SP「バラード第1番」の作曲者ショパンの魂が宿ったかのような結果となった。
最終更新:12月11日(金)18時30分