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元捨て猫が「セラピー猫」に、介護施設に貸し出し
バンクーバー初の猫カフェが猫不足 里親希望殺到で


保護された猫をセラピーや猫カフェに出し、里親希望者を募るという動きが広がっているそうだ。
とても良いことだと思う。
保健所に持ち込まれ殺処分される動物が減って飼い主の元で寿命をまっとうできるように、
そして飼い主も動物を飼うことで穏やかな気持ちになれるなら双方にとって良い。
もっと盛んになるといいなと思う。

捨て猫が「セラピー猫」に、介護施設に貸し出し
読売新聞(ヨミドクター) 1月7日(木)12時21分配信
 保健所などで殺処分される猫をどう減らすかが課題となる中、民間団体が保護した野良猫や捨て猫を「セラピー猫」として、福祉施設に貸し出したり、猫カフェで安らぎを提供したりする動きが広がっている。「癒やし効果」を知ってもらうことで引き取り手を増やし、殺処分を少しでも減らす狙いもある。
 鹿児島市介護施設「ひなたの家弐番館(にばんかん)」で昨年12月21日、3匹の猫が姿を見せると、車いすに乗った施設利用者の高齢者らは笑顔を見せた。
 「路上で保護されたり、保健所から引き取ったりした猫たちです。優しく触ってみてください」。NPO法人「犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島」(鹿児島市)の理事、中村順子さん(54)の呼びかけに応じ、お年寄りたちが抱えたりなでたりしていた。
 施設の運営会社専務の日向(ひゅうが)力さん(35)は「認知症で普段は笑顔を見せない人も穏やかな表情だった。動物が癒やしを与えてくれる良い取り組みだと思う」と語った。
 中村さんは経営する鹿児島市猫カフェ「そら猫」の事業として、福祉施設や事業所に猫を有料で貸し出している。2012年、福祉施設に引き取られた猫が好評だったのがきっかけだ。同店では現在、路上で保護されるなどした19匹が“スタッフ”として待機。客が気に入れば引き取ることもでき、年間50〜60匹ほどもらわれていく。
 鹿児島県内では14年度、保健所などに持ち込まれた2341匹が殺処分された。減少傾向にあるものの、犬に比べて引き取り手が少ないのが現状だ。全国での猫の殺処分数は約10万匹(13年度)に上っている。
◆「殺処分ゼロ」目指す 猫カフェで飼い主募集◆
 捨て猫を引き取り、飼い主を募集する猫カフェは各地に広がっている。
 福岡市の「キューリグ大名店」「キューリグザロフト」は2008年と09年に相次いで開店。オーナーの野村かやのさん(47)らが500〜600匹の猫を保護し、癒やしを提供してきた。店が運営費の一部を賄うために募っている寄付金も年々増えている。
 この2店には「同居する70歳代の母が猫をかわいがることで元気になった」といった声が寄せられており、今後は専用スペースの設置など条件付きで、高齢者の世帯や施設への譲渡を検討する。野村さんは「助かる猫が増えるだけでなく、高齢者の気持ちも前向きになり、一石二鳥だ」と話している。
 福岡県内では、福岡市が13年11月に「犬猫殺処分ゼロへの誓い」を宣言するなど、各自治体が対策を強化。県内で殺処分される猫は04年度の1万1746匹から、13年度は4790匹まで減少した。
 一方、熊本市の「キャットシェルターかごにゃん」は、2店舗で約60匹が客を迎える。ほとんどが路上で保護された。店主の西嶋智史さん(31)は「野良猫に会いに来る人がいるのかと思ったが、不幸な猫がたくさんいることを知ってもらうきっかけになった」と語る。(読売新聞 後田ひろえ)
最終更新:1月7日(木)12時21分

バンクーバー初の猫カフェが猫不足 里親希望殺到で
みんなの経済新聞ネットワーク 1月8日(金)9時28分配信
 バンクーバーのインターナショナル・ビレッジモール内に12月中旬オープンした猫カフェ「Catfe」(2035-88 West Pender Street Vancouver)が、開店早々猫不足で数日休業するほど好調な滑り出しを見せている。(バンクーバー経済新聞)
 12月14日に開店した同店。バンクーバーエリアで初の猫カフェとあり準備段階から地元メディアに取り上げられるなど注目を集めてきた。構想から2年近くかけて開店を実現したオーナーのMichelle Furbacherさんは「店舗探しや市の許可など考えていた以上に時間がかかったが、多くの人の賛同と協力で開店できとてもうれしい」と笑顔を見せる。
 同店は非営利動物保護団体のBCSPCAと提携しており、希望者は気に入った猫の里親になることができる。開店時にいた猫5匹はあっという間に里親が決まり、現在は2匹が店内に残るのみ。1月5日には猫不足で数日間臨時休業となるうれしい誤算も。Furbacherさんは猫たちがもらわれていくのを喜びながら、「順次猫を受け入れ常に12匹は置く予定。ホリデー期間だったこともあり猫の搬送に時間がかかっている。猫の性格次第ではラウンジに出すのに数日かける場合もある」と現状に理解を求める。
 店内は約1500スクエアフィートの猫ラウンジとカフェスペースに分かれており、各スペース入り口にはドアを設け猫が迷い出てしまうのを防ぐ。明るい日差しが差し込む猫ラウンジには来店客用のテーブルやイスと共に猫用の棚やトンネル、クッションなどを配置。「人も猫もリッラクスしてくつろげる場所」になっている。
 猫ラウンジの制限人数は最大16人、制限時間は1時間。開店後すぐにオンラインで1カ月先まで予約がいっぱいとなったためシステムを急きょ変更。現在は予約なしで来店する客用にも数人分のスペースを確保している。それでも「店頭で1時間ほど待ってもらったり入店を断ったりすることもあり心苦しく思っている。落ち着いてきたら制限時間も外すつもり」とFurbacherさん。
 カフェではコーヒー、紅茶(以上2.95カナダドル)などのドリンク類のほか、スープ(6.85カナダドル)、カップケーキ(4.65カナダドル)、ブラウニー(4.50カナダドル)、Tシャツや猫関連小物なども販売する。
 営業時間は11時〜21時。木曜定休。猫ラウンジ入室料は、カフェで購入の場合=5カナダドル、購入しない場合=8カナダドル
みんなの経済新聞ネットワーク
最終更新:1月8日(金)9時28分