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日本一の秘境駅に客置き去り


列車か船でしかたどり着けない「日本一の秘境駅」JR室蘭線小幌(こぼろ)駅。
ホームには駅舎もないというこの駅のホームに乗客を待たせたまま列車が通過してしまったという事件。
運転士が停車駅であることを忘れて通過してしまったということ。
ホームの人影に気付いて自ら指令センターに連絡した結果、特急列車が臨時停車して乗客を無事に乗せたそうだ。
結果的にはめったにない経験ができて取り残された乗客も喜んだだろう。
でも停車駅であることを忘れるって。

秘境駅」に客置いてけぼり… 普通列車、過って駅通過
朝日新聞デジタル 1月21日(木)21時36分配信
 21日午後3時40分ごろ、「日本一の秘境駅」と呼ばれる北海道豊浦町のJR室蘭線小幌(こぼろ)駅を、長万部(おしゃまんべ)発東室蘭行き普通列車が過って通過し、乗車予定だった2人が駅舎のないホームに取り残された。JR北海道は約1時間半後、普通列車とは反対の函館方面に向かっていた特急「北斗」を臨時停車させて2人を「救出」した。
 小幌駅は列車か船でしかたどり着けないアクセスの悪さから「日本一の秘境駅」として鉄道ファンの間で知られ、夏場には多くのファンが訪れる。乗車予定だった2人もファンとみられるという。同社広報部によると、普通列車はホームの端から約200メートル過ぎて停止。運転士が停車駅であることを忘れ、ホームの人影で思い出したという。運転士自らが札幌指令センターに連絡した。
 JR北海道は昨秋に小幌駅を廃止する予定だったが、地元の豊浦町が財政支援を申し出たことから存続が決まっていた。(日比野容子)
朝日新聞社
最終更新:1月21日(木)23時24分