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<地下鉄サリン21年>怒り、あの日のまま 遺族らが献花


もう21年か。当時生まれていなかった子供が成人するだけの年月。
オウムを知らない若い世代が増えて、オウムの後継団体に加わる人も多いと聞く。
彼らが起こしたこのテロ事件を忘れてはならないし、伝え続けなければならない。
二度とあんなことを起こさせないためにも。

<地下鉄サリン21年>怒り、あの日のまま 遺族らが献花
毎日新聞 3月20日(日)19時31分配信
 13人が死亡し、6000人以上が負傷したオウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で21年を迎えた。現場の東京メトロ計6駅に献花台が置かれ、遺族や駅員らが被害者の冥福を祈った。
 駅員2人が犠牲になった東京都千代田区霞ケ関駅では、発生時刻に近い午前8時に駅員21人が黙とう。同駅助役だった夫一正さん(当時50歳)を亡くした高橋シズヱさん(69)が献花し、「ここに来ると事件の日を思い出します。悲しみ、怒りはあの日のままです」と話した。
 安倍晋三首相も同駅で献花し、記者団に「事件を風化させてはならない。卑劣きわまりない事件を二度と起こしてはならない。この決意のもとにテロ未然防止の対策に万全を期したい」と語った。
 オウム真理教の後継団体は近年資産を増やしているといい、高橋さんに付き添ったオウム真理教犯罪被害者支援機構の中村裕二弁護士は「しっかりと観察していく必要がある」と話した。【古関俊樹、加藤明子
最終更新:3月20日(日)21時23分