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日焼け止めに新顔続々 貴重な拡大市場


最近は本当にジェルタイプが増えてしまって困る。
日焼け止め剤の効果がでる適正量と言うのは意外と多くて、ジェルだと相当な量になる。
ミルクタイプやクリームタイプの方が適正量を塗りやすい。
ジェルやスプレーだけでなくミルクやクリームももっと出てほしいな。

日焼け止めに新顔続々 貴重な拡大市場
産経新聞 4月10日(日)7時55分配信
 ■注目はジェルタイプ、さらっとした使用感人気
 化粧品各社が新技術を盛り込んだ日焼け止めを相次ぎ投入している。人口減で停滞感を強める化粧品市場にあって、日焼け止めは拡大を続ける貴重な分野。各社は特定の利用シーンに的を絞るなどして独自色を競い、商品の多様化をもたらしている。
 最近の日焼け止め市場で人気なのは、つけ心地が水に似たジェルタイプだ。それまで主流だった乳液タイプに比べ、塗った後に白く残りにくく、肌に伸ばしやすい点が好まれている。今年は特に、使用感をさらに高めた商品が目立つ。
 最大手の花王は日焼け止めブランド「ビオレ さらさらUVシリーズ」に「爽快ジェルローション」を加えた。汗を乾かすパウダーを配合、さらっとした使用感を実現した。メントールのひんやりした感覚も特徴だ。
 ロート製薬の「スキンアクア スーパーモイスチャーエッセンス」は、紫外線をカットする成分を増やさずに効果を高めた。「カット成分を増やすと悪化しがちな使用感と両立させた」とアピールする。
 コーセーは、かつて展開していたスポーツ向けの化粧品ブランド「スポーツ ビューティ」を、日焼け止め専門ブランドとして復活させた。「身にまとう」がコンセプト。「肌の上に膜を作る成分を配合し、長時間運動したり、汗をかいたりしても効果が続く」という。
 「アネッサ」を展開する資生堂は、主要製品に採用した「アクアブースター技術」により、汗や水に触れると肌を覆う膜が反応して厚くなり、かえって紫外線カット率が高まるという。2月の東京マラソンでは同ブランドで初めて協賛、「日本と同じく高温多湿のアジアにも売り込みたい」と意気込む。
 富士経済によると、平成27年の日焼け止め市場は前年比4・3%増の337億円。女性の間で美白意識が高まり、紫外線による肌のダメージを気にする人が増えたことによる。最近は、夏場に限らず日常的に使う消費者が増えている上、男性や子供にも利用者が広がっているという。
最終更新:4月10日(日)11時40分